新・駅長日誌

という事で、紀伊勝浦から１駅戻って湯川に着きましたクラ駅長です。



両隣の紀伊勝浦と太地が特急停車駅であり、ソレに挟まれた小さな駅
ですが、聞いてた通りホームから海がよく見える、いい景色の駅でした。

…関西ではウチから行くのに最も手間のかかる駅ノート設置駅でしょう。



上下交換が可能な島式ホームの駅で、駅舎方向へは地下道を降りる事
になります。…地元の方の手造りっぽいアートが施されてますね。

海が近いから塩害のせいもあるのか、朽ち果てる寸前の銘板によると
完成時期は昭和43年。…天王寺鉄道管理局ってのが懐かしいわ。



駅舎も同時期のモノでしょう。何となくの印象ですが昭和40年代の建物
ってのは、当時の感覚での「新しさ」を重視した結果、各地にこんな感じ
の似たようなコンクリート製のが量産されたイメージです。

…待合スペースには、開業当時の同駅の写真が展示されておりました。
元は単線のホームで、もっと海岸線が近かったんですね。

そして今ではあまり聞かないのですが、湯川温泉という温泉場があり、
湯治客で賑わった様子なども記録されています。


紀勢本線ってのも、ソノ歴史は区間を
区切った部分開業の繰り返しであり、
紀伊半島を一周するルートとして全通
したのは昭和34年の事。
…他の幹線に比べるとカナリ遅い？

最初は飛び地的な存在だった「紀勢
中線」のココなんて、車両も軽便鉄道
級に小さなモノだったであろう事が
想像されますわ。

…いつまでも過去に想いを馳せてる
ワケにも行かず駅ノートなのですが、
見当たりませんよ！

元は出札窓口だっただろうカウンター
に、ペンと袋だけが残されてました。
コレは管理撤去の可能性があります。

んー、コノ距離での空振りは流石に
キツいです。また別の紙に描くしか
ありませんわね。



太地を中心としてコノ地域は、日本有数の捕鯨基地だと聞いた事が
ありますので、クジラをイルカでボケて、城みちる氏の「イルカに乗った
少年」をネタにしてみました。

…しかし太地駅ホームの壁画などを見てると、イルカもソコソコ出てくる。
水棲の哺乳類としては双方似たようなもんだから、近くの海には実際に
イルカも居るんでしょう。「大幅にズレたボケ」でもナイようです。

と、ココで太地を挟んだ２つ先の駅が「下里」という駅名である事に気が
つきました。…記事には完成品を上げてますが、実際はペン入れまでは
湯川でやって次の列車に乗り、続きは下里で描く事にしたんです。

※→次回に続く

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