新・駅長日誌

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駅ノート(もどき) 伊勢奥津

2018/09/05(Wed)

京都駅から在来線…主に新快速へ向かおうとすると、2番線・
3番線のホーム
から乗る事になるのですが、ココは割と古い設備
そのまま残ってたりするんです。

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正確には分かりませんが、コレは恐らく昭和初期ぐらいに流行った
建築デザインでしょう。複雑に配置された鉄骨と、木製の屋根
巧みに配置された構造になってますね。新しい通信機器のケーブル
とのミスマッチも面白い所です。

京都駅新幹線側を除いて高架化されなかったし、烏丸口新しい
駅ビルが出来てもココは手付かずのままだったワケですな。

デッキつき茶色い電気機関車が牽く、長編成の客車列車なんかを
想像して、つい空想に浸ってしまいそうになるクラ駅長です。

さて先日、伯父の葬儀に関する色々で旅行が延期になったハナシを
しましたが、ネタのストックがヤバい事もあって、実家から車で動ける
範囲
何か出来ないか?という事で、三重県伊勢奥津駅へ行って
きました。

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何度か訪れてる駅ですが、周知の通りココは松阪から出るJR名松線
終点の駅です。

過去には駅ノートが設置されておりましたが、コレはJR東海でも地域
の自治体
でもナイ誰かが設置した「野良ノート」とされるモノで、管理が
悪かった
のか去年の暮れに「一斉撤去」という事になったんです。

20180905e.JPG 20180905f.JPG

…しかしソノ後、Twitter上「駅ノートがあり書いたという投稿が確認
されておりましたので「復活したのか?あれば描いてこよう」という発想
で出かけてみました。

古い木造駅舎リフォームした感じのキレイな駅です。駅舎内の画像
の左奥にカウンターのようなモノが設置されており、駅ノートは元はココ
あったのだと思われます。

パンフレットの類や、名松線の色々を紹介したファイルなどはあるん
ですが、やはりナイかな?カナリ探した積りなんですがね。

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取り敢えずは駅の周辺を見てみましょう。よく知られた事ですが、ココ
には蒸気機関車時代の給水塔が残っております。

…説明書きの所に古い写真が添付してありました。C11型ですな。
現在は大きな樹が生えてしまってる付近に、停泊用の車庫があった
感じになるんでしょう。

ちなみにココは転車台無かったようで、松阪方向へはバック運転
戻る感じになる?駅舎内にはそんな写真もあったように思います。

20180905i.JPG
奥津鉄道開通以前は、大和国
から伊勢方面へ至る伊勢本街道
宿場町だった所です。

…現在もソノ当時を思わせるような
街並みと建物が残ってますね。

駅から少し行った所の「ぬしや」と言う
雑貨屋さんが、ホントにソレらしい
雰囲気を残しています。

鉄道普及した後の時代でも、昔はこんな感じの「商人宿」各地の
駅前にあったイメージですね。

20180905j.JPG
…という事で「駅ノート無かった
残念だなあ」で済ますのは勿体ない
ネタにならないので、帰って自分の
スケッチブックソレらしい絵を描いて
みました。

何度かブログでも触れたと思います
が、学生の頃の徒歩旅行でココを
通るので、思い出深い駅なんですよ。

例によって「ぬしや」数十メートル離れており、こんなに近く
ありません
が、デフォルメしてます。

…しっかりと管理される事が保証された状態で駅ノートが復活したら、
貼りに行く事にしましょうか。

では続けて、明日も同趣旨で繰り上げ訪問となった駅の報告です。

→次回に続く



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No.4210 駅ノートの記録