新・駅長日誌

このブログは画像容量が限界に
達したため、更新を停止致しました。

生駒山ケーブルの保存車 ②

2017/05/10(Wed)

その生駒山上にある遊園地は、今年で開業88周年になるんだそうです。

…何年か前に関西でも電鉄系の遊園地撤退が相次ぎ現存する
少ないモノ
となってしまいましたが、まだまだ立派に現役なんですよ。

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入園料が要らないので、敷地の中を抜けていきます。
…「動物と触れ合えるとかそういう施設でもナイ」のに猫が居ました
突発猫ヨシヨシか?」と思いましたが、愛想が悪かったね。

ちなみに今後の猫ヨシヨシに関しては、新たな候補地2箇所ほど見当
つけて計画しておりますクラ駅長です。

さて生駒山麓公園のケーブルカーですが、引き続き見て行きますと…

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何故か「楽」という名称?も書かれております。同じ近鉄ですが団体列車
の「楽」
とは関係ナイと思われます。

サイドミラーが無残にも曲がっておりますが、ソレ以外はしっかり残ってる
様子でした。…山上側のヘッドライトは、ちゃんと角度が上向きなのね。

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ケーブルカーの駅ってのは、大抵に
おいてホームが狭い駅間で撮るにも
無理のある地形が多い)ので、車体を
真横から離れて見る機会ってのが
なかなかナイのですが、やはり見事な
平行四辺形になっています。

そして車両を置く場所にしても、平地に
置くと変になるので、このような斜面
上手く選んだ
ケースでしょうね。

ドアが開いてますから、車内に入ってみましょうか。

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車内の感じは私も覚えがあるのですが、階段ごと固定式クロスシート
が配置されています。

郊外私鉄の沿線で育ったもんで、そもそもクロスシートというのが
子供心に珍しいワケで、ケーブルカーのような短距離の区間でも、
いつもとちょっと違う旅気分だったものです。

しかしモケット部分は、井笠鉄道と同様に木のベンチに造り替えられて
おりました。…背もたれの白い部分は、ニス塗りだったように思いますが
昔から木製です。オハ61系とかと同じ、あんな感じですよ。

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運転席周りはこんな感じ。真ん中の丸い椅子左右にスイングする構造
になってて、コレで乗務員さんの出入りが容易になる仕組み。
但しコレも現役時代はモケット貼り今は木製です。

あるサイトによると「運転機器は殆ど残ってない」と記されてますが、
そもそもケーブルカーの運転席なんて大抵はコノ程度でしょ?期待する
方が無駄
のような気もします。

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戸袋付近の柱鋼製車体更新したとは言え、車内は木造「半鋼車」
なので、コノ辺は木製なんでしょう。優美な曲線が採用されています。

そして車内にあった「ミニギャラリー」の中に右のような写真が。
宝山寺線離合地点4両が並んだ瞬間のようです。
向かって一番右側のがココにある「いのり号」なんですが。

双方の終点同時発車すれば、中間地点4両が並ぶのは必至です。
しかもコレは恐らく、踏切のド真ん中から撮ってるので、撮影用無理に
並べた状況かと思われます。ホントに4両並んだら圧巻でしょう。
 
という事で、私には近場ながらインパクトの強い生駒山ケーブルでした。
…続いてまた模型鉄の報告を挟んでみましょうか。



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No.3727 鉄道保存施設を探る