新・駅長日誌

このブログは画像容量が限界に
達したため、更新を停止致しました。

根室本線(花咲線) ①

2015/10/21(Wed)

深夜1時過ぎの車内、客のオッサンと私の会話(標準語訳)。

客…奈良遅くまで開いてる店が少ないよねぇ。
私…まぁそうですね、でも新大宮駅の周辺とかは賑やかですよ。

奈良は近鉄やJRの奈良駅周辺より、近鉄で1駅隣の新大宮の方が
飲み屋街として、居酒屋からキャバクラまで色々と充実してます

客…俺、新大宮の雰囲気嫌いなんだよ
私…じゃあ、こんな感じが静かでイイじゃないですか
(30秒ぐらいの「間」)
客…もう黙っててくれ。君とコレ以上話してたら喧嘩になるわ
私…はい、承知しました

…私は何か間違ってますでしょうか?
正しい「返し」
だと思うクラ駅長ですが、じゃあどう言えばイイのさ?

さて北海道です。釧網本線「くしろ湿原ノロッコ号」を堪能した後、
いよいよ根室本線日本の鉄道最東端の地根室へと向かいます。

根室本線の釧路から先は、花咲線という愛称が付いてますので、
以後はソレに従ってコノ区間は「花咲線」という呼び方で行きますね。

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釧路1619---根室1849 普通5637D 釧クシ キハ54-500×1両

…ココも当然に釧路所属の車両ですね。しかし普通列車で2時間半か!

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車両前部のエンブレムを見てみるに、
4枚とはなかなか豪華じゃないですか。

ちなみに今までに見たエンブレムの
枚数の最高記録は、JR東日本の
塩尻~辰野間で走ってたクモハ123の
5枚
ですかね。

どちらも「時代を経て改造しまくった結果」
ですが、モノを大切にするのはイイ事です。

時間的に学校帰りの高校生なども多くて、カナリの混雑でした。
「ノロッコ」からの接続が15分しか無かったので、座るのは諦めて前部の
デッキに「かぶり付き」を兼ねて立ってます

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幣舞橋で有名な釧路川を渡り、次の東釧路
から花咲線に入ります。ってか路線の戸籍
としては釧網本線が東釧路までなのですが。

…所でココからの花咲線に関しては、カナリ偏った予備知識を持って
現地まで来てしまったのが実情でして…

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西村ワールドに展開する花咲線のイメージ!
鉄ヲタ読書家の悲しい性でもありますね。

国鉄時代の「急行ノサップ」と、JR化後の「快速ノサップ」が登場する
短編「北の果ての殺意」もあるのですが…とにかく花咲線は、根釧原野
何もナイ所を走るという特色を活かして書かれています。

地平線が見えそうな勢いの、だだっ広い原野ではナイにしても、線路の他
には湿原と潅木の林しかナイ風景が延々と続くのは、確かにソノ通り
でした。

西村作品ではココでノサップ号は、列車強盗に逢ったり2度も脱線転覆
させられたり、カナリ過酷な試練を受けてます。何れも運転間隔の開き
具合
いと「周囲に何もナイ環境」が故の事ですね。

あまりの「何もなさ」に、事件が起きても連絡が遅れて警察の捜査が
後手に回るのがお約束ですが…さっきから私の携帯電話もずっと圏外
です。…現代に映像化しても同じ条件が使えそうですよ。

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そして鹿!
奈良公園内の道路より頻繁に線路に出てくるんですが!

元々の速度が遅いから、列車は特に減速するでなく警笛だけで
どんどん
追い払って進む感じでした。…慣れというのは恐ろしい

上尾幌までがソノ根釧原野で尾幌あたりから町が出てきます。
…段々と高校生も下車して、車内も空いてきました

しかし、デジカメのバッテリーが、予備ともにヤバい状況
そろそろ暗くなりますので、後の詳細は翌日に回して、電池を温存する
事にしましょうか。



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No.3160 乗り鉄日誌>JR北海道