新・駅長日誌

…珍しいのかそうでナイのか不明ですが、取り敢えず自分としては
初めて見たような気がするので撮っておきましたクラ駅長です。



近鉄奈良駅にて、京都市営地下鉄と阪神電車の並びです。
子供の頃には想像出来なかった状況ですが、多方向に線路が繋がって
このような状況になりましたよ。

…もっとも東京辺りでは地下鉄を介して南北方向の２私鉄が乗り入れる
走り方が当たり前になってるので、多様化を通り越して余所者には
ワケ分からん状態になってたりもしますけどね。

さて近鉄伊賀線の廃線跡ですが、ココで現在の近鉄大阪線をアンダー
クロスして、西の方向へ向かうのですが、ちょっと休憩。



築堤を走る車両が逆光でイイ感じだったので、ワザとコントラストを
上げてあります。…流石に完全なシルエットにはならないようですが、
今時の流行りのアニメ映画みたいな色使いを目指してみました。

そしてココからの廃線跡は？…全くの推定でしかありません！
 


どうやら完全に住宅地になってしまったようで、全くソレらしい痕跡は
ありません。
上記の２枚とも「恐らく線路があった場所から名張向いて」の角度で
撮ったのですが、50年経つとこうも変わるのか？という方向の例だな。



ともあれ住宅地を抜けて北方向の田んぼへ出ました。…この道も
廃線跡だという確証はナイのですが最低限、あった線路の道床を
完全に潰して田んぼの区画まで再構成するかしら？と思うんですよ。

その先に見えるのが西原という集落。行政区画は名張市です。…この
付近に西原駅があったとされますが、今となっては全く分かりません。



…近くにある交差点の地名にだけソノ痕跡が残ってる感じです。

ここからは少し、幹線道路に沿って歩きます。「名張街道」という通称
が付いている県道57号線なのですが、流石にコノ規模の道路は昔から
あっただろうから、線路はソレと平行して南側の、現在は藪になってる
所にあったのだと推測。

…この辺で全体の半分ぐらいかな？樹が茂ってる所だと、風も幾分か
マシに感じて有り難い。エラい日に来てしまったもんですね。

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路線バスというのも車両の入れ替えが
進むと、このような電照式の停車案内
は減るもんですが、地元の奈良交通
にはまだ残ってたりするんです。

問題はソノ上でして、昔はストップランプ
だけでなく…

左　急ブレーキに　右
←　ご注意下さい　→
という感じで、ウインカーとも連動してた記憶がありますクラ駅長です。

１台の個体だけなら「電球切れ？」という推測なんですが、軒並みコノ
ように変わってる所からすると、ある時期からウインカーの表示をヤメた
んでしょうね。じゃあ何でなのさ？…また疑問が増えましたよ。

さて伊賀線の廃線跡ですが、ようやく山間部を抜けて人里と言うか開けた
土地へ出てきました。



畦道を自動車用に拡幅したような道路ですが、コレが正確に廃線跡か
どうかは分かりません。…過去の資料から最も近い道という感じです。

…この付近に美旗新田という駅があった事になってるのですが、廃線
から50年以上を経てますから、遺構らしきモノは確認出来ないですね。


現在の近鉄大阪線で、コノ付近の
最寄り駅は美旗です。

…伊賀線の美旗新田の方が先に開業
したので、当初はコチラが美旗駅を
名乗っており、参宮急行線（現近鉄）
の開通後にメインの駅名を後輩に
譲った格好になるんですよ。

なかなか潔いケースかも知れません。

合併先の大会社に対して気を遣ったと言うか媚び諂ったという感じかな。



美旗駅周辺には幾つかの古墳が存在し、地域としてもソノ案内看板を
立ててるようです。…左の画像の左端の茶色いやつとかソレでしょう。

…歴史散策と言えば廃線跡巡りとてソレに含まれる筈なんですが、記載
はありませんね。些か残念なハナシですが、知名度が低すぎますか？



少し先に小さな川を跨ぐ橋梁の跡があると聞いてたのですが、コレかな？
10年ぐらい前の資料だとガーター橋の橋桁が残ってる風だったのですが、
ソレ以後に撤去されたようで、橋台だけが残ってました。

「いつまでもあると思うな廃線跡」ですね。時代の流れはいつも残酷です。


この付近から廃線跡は北西方向に
進路を変え、近鉄大阪線をアンダー
クロスします。
車道と平行して歩道化した、左側の
道がソレなんですが、こういう残り方
には嬉しいモノを感じますよ。

ずっと歩いてきて疲れたので、ここら
で小休止。列車の通過を待って撮り鉄
でもする事にしましょう。

…ソレにしても取材当日はカナリ風がキツく、遮るモノがナイ田園地帯、
この区間が歩いてて一番ツラかったですね。

額の生え際が少なからず後退したかも知れません。ヤメてよもぅ！

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一昨日の事ですが、会社の定期健康診断に行ってきましたクラ駅長です。



いつも自転車で５分の自社内でやってたモノが今回は何故か4km離れた
医療施設まで行く羽目になり、バスや電車の便が悪いのと、体重削減の
最後の悪足掻きとして、現地まで歩いて行きました。

…検査項目のうちの、例えば視力なんてのはソノ時の体調にカナリ左右
されるような気がするんですが、夜勤明けだったのでカナリ悪かったな。

最近、健康面よりも先に「国鉄制服がキツい」という理由、そろそろ本格的
にダイエットせにゃならん！…という気持ちになりつつありますよ。

さて伊賀線の廃線跡です。再び出現した分かりやすい線路跡を歩いて
おりますが…



やはり随所に狩猟用のワナが仕掛けてありまして、ソノ中の一つが見事
に作動しておりました。…イノシシちゃんが掛かっておりますね。
やはり怯えてるようで、私の姿を見ただけでワナの中で暴れてました。

…つまりココは「リアルにイノシシが出る」エリアだったワケです。
周囲に幾重にもフェンスが張られてるのですが、こうも多いと中なんだか
外なんだか分からない状況なんですよ。

イノシシってのは猟銃で撃って捕まえるイメージでしたが、こんな方法
もあるんですね。…可哀想だけどソレも運命。ヨシヨシするにも無理が
あるので、先へ向かいます。せめて美味しく食べられて下さい。



そんな感じで再び歩くと、藪の中を通る区間になります。コノ辺りは法面
を保護する石垣や、境界を示す杭が残っておりで「いかにも廃線跡」と
いうムードに溢れる所でした。

…この先に南京錠つきの扉があり、出るのが大変でしたが、注意書きは
「御用の方は下記まで」という電話番号だけだったので、自力で勝手に
出る分には構わないかなと解釈。



先程の藪を抜けると、ようやく人里に戻って来た感じですが目の前が
川の土手らしき地形になってました。
…登ってみたら小さな水路？ぁ、コレは天井川というヤツですよ。



鉄道があった当時は、学研都市線の防賀川ように下をトンネルで越え
てたのかも知れませんが、ソレも無くなったし、そもそも水路はある
もの、水量が少なくて途切れてる箇所さえあります（線路跡の北側）。

と言うか、今まで色々と見て来たけど水量豊かな天井川ってナイよね。

ココにも太神宮（伊勢神宮）の常夜灯がありますが、途切れた部分から
迂回して廃線跡に戻ります。

…ココまでで全体のうち、まだ1/4も来てナイのですが、予定記事数の
半分近くを費やしてしまいましたわ。

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