新・駅長日誌

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達したため、更新を停止致しました。

旧狩勝線ミュージアム ①

2017/11/15(Wed)

カナリ以前に作った名刺が、気付いたらあと4枚になっておりました。

いつ作ったのか覚えてナイのですが、四国「恋鉄」 に参加した時
に初めて配った記憶があるので、2014年の夏という事になりますか。

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ドコの業者に発注したのかも忘れたので、従来のモノと似たイメージ
新たに作りました。別の業者で再発注しましたので、フォントなどに若干
の変更がある
のと、ロゴ入れれるようなので、頭に例のアレを入れ
ましたクラ駅長です。…と言うか、まだ辞めてませんからね。悪いか?

さて狩勝峠です。新得から国道38号線を北へ来て、峠の3合目の標識
を目印に左へ折れ、旧線新内駅跡地へと向かいます。

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ココにあるのが、鉄道資料館狩勝高原エコトロッコという施設。
混同しがちなのですが、両者は「お隣同士の別の施設」のようです。

まず目に付くのが、蒸気機関車に牽かれる格好で並ぶブルートレイン
ココが新内駅跡地のようですので、まずこっちから見学しましょう。

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根室本線こっち経由だった時は現役の駅だったワケですが、こんな
所に人家はあったんですかね?

石川啄木の歌碑があるのと、宮脇俊三氏「時刻表昭和史」にも出て
きたのを読んだのですが、勾配がキツく線路が曲がりくねってるので、
汽笛
が聞こえてからナカナカ汽車が来ない。
…という印象が一致してます(後者によると20分程度かかったそうな)。

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ココに保存されてるのが、まず9600型機関車と、客車は元祖ブルー
トレイン20系が3両廃線後に、いわゆるSLホテルとして営業して
いたモノで、ホーム新内駅の1番線そのまま使われています。

…かつては結構、全国各地にあったらしいSLホテルですが、今でも
現役の所はあるんですかね(多分ナイ)。有名なのは小海線の野辺山
なんかもそうだし、子供の頃に読んだ本一覧表があったのですが、
関西滋賀県多賀SLパークという所にあったそうな。

…殆どが雨ざらしでしょうから、機関車もですが客車のほう持たない
でしょうね。

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機関車側面のプレートを見るに「5 96 72」…と、謎の空白スペース
取った表記になっています。…このパターンは初めて見ました

ウチを見に来る方には細かい説明は不要と思うのですが「こうすれば
分かりやすい」という意図かな?だったらもぅ「96-573」とか書けよ。

駅舎に見える建物は現役当時のモノではなくSLホテルとして改装
された時に、フロントなどの施設として造られたモノのようです。

…ココが売店になっており、資料館の入場料もココで払うようなので
早速見せて頂く事にしましょう。

→次回に続く



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No.3916 鉄道保存施設を探る

狩勝峠への旅 ④

2017/11/14(Tue)

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…最近のスマートフォンには、料理の
写真を撮るとGoogleが勝手に起動して
口コミなどが投稿出来るという、無駄
機能
があるのですが…

先日の「饂飩倉」で出たうどんの写真を
撮ったら、何故かジョリーパスタが反応
しましたクラ駅長です。
近くに店舗があるのでしょうが、適当
すぎないか?やはり区別難しい?

さて狩勝峠への旅ですが、途中で出て来た休憩スペースから、少しだけ
廃線跡が見れるそうなので寄り道します。

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駐車場の端っこに案内標識がありますが、小笹川橋梁というようです。
…ソレに従って藪の中を少し歩くと、レンガ造りのアーチ橋が見えました。

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根室本線のコノ区間の開通は明治40年ですか。当時の感覚だと、鉄骨
コンクリートで橋を架けるよりは、レンガ積みの建築のほうが一般的
だったのでしょう。…地元の大仏鉄道でも、似たような橋をよく見ます。

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すぐ脇に階段が作ってあるので、上に
登る事が出来ます。…ココが廃線跡
という事になりますね。

新線に付け替えられて、カレコレ
半世紀が経つワケですが、ハイキング
コースとして整備されているので、
歩けばさぞ気持ちのイイ所でしょう
(但し熊が出るかも知れない)。

…残ってる勾配票25.0‰新得方向を向いてますので、を下って
いく途中なのですが、この数値は蒸気機関車だと確かにキツい

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先の予定見えにくい旅なので、今回はコノ辺にして車に戻りましょう。

登坂車線のある広い道路を登って行き「狩勝峠3合目」の標識の
所で左へ折れると、今日の最初の目的地である新内駅の跡地付近に
到着です。

正面に見えるのが佐幌岳。…山の天気は変わりやすいのか、晴れたり
曇ったりが頻繁に変わるのですが。

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新得駅からの位置関係を地図で見ておくと、
左のような感じになります。

距離にして11km程度?繁忙期には新内駅
までのシャトルバス出るらしいのですが、
普段は路線バスの設定が無く(鉄道代行は
除く)自家用車レンタカー無理矢理考えて
新得駅からタクシーになるでしょうね。

…実の所、3大車窓だった180度カーブとか、
狩勝実験線のデータを送る無線塔「まりも
号事件」
脱線地点なども、ココまでの区間
にあるので今後の課題としておきます。

…という事で、いよいよ新内駅の跡地へと入っていく事にしましょう。



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No.3915 鉄道保存施設を探る

狩勝峠への旅 ③

2017/11/13(Mon)

三木鉄道を探りに行った帰り、大阪府守口市で知ってるうどん屋さん
久し振りに寄り道しましたクラ駅長です。

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前の会社仲の良かった先輩守口市に住んでるので、以前はよく
行った
「饂飩倉」というお店です。

最近のようなセルフうどんチェーン店流行る前から、手打ち&自家製
天麩羅
で営業してるお店で、とにかくボリュームがあるのが売り物。

揚げたての天麩羅を、碌に油を切らずにウドンの上に載せ、関西風の
ダシジュワーっと掛けて…豪快でいかにも美味そう(事実美味い)の
ですが、コレステロール値は高そうだよな。

常食にすると体を壊しそうなので、時々にしておくのがイイのでしょう。

さて狩勝峠への旅ですが、まずは新得方向の入口にあたる「ポッポの道」
から見て行きます。

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昭和41年現在の新線に切り替えられた鉄道の狩勝峠は、昭和54年
まで「狩勝実験線」として脱線事故車両火災などのメカニズムを探る
大規模な実験施設として使われておりました。

現在はソレもなくなり、ココから狩勝峠を越えて新得方向へ、ハイキング
コースとして整備さけているようです。

最近は廃線跡巡りにも興味が出てきて、是非とも探ってみたい所では
ありますが、広大な北海道の事。長さが17km片道でも結構な距離
なのと、平行する道路にバスなどの交通機関が皆無でして…カナリ
難しい
んですよ。

ココにまず、保存機関車が見られます。お約束のD51型ですね。

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95号機だからカナリ初期型。…いわゆる「なめくじ」タイプです。狩勝峠
を越える補機の基地としてD51が配置されていたのが新得機関区

その廃止後は転車台ニセコ駅に移され「SLニセコ号」の運転に
使われたそうな。

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廃線区間の全てを探るとなると、適当に車でワープしつつでもコレだけ
丸1日かかる旅になると思われます。…この辺は今後の課題とし、
具体的な方法はソノ時まで棚上げするとして、先に進みましょう。

北海道らしい一直線の道路、構図が見事に一点透視ですね。暫く行くと、
ようやく目指す「新内」という地名が出てきました。

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暫く行くと公衆トイレがある休憩スペースがありました。

ぇ、熊が出るんですか。動物も今まで色々と見てきましたが最もヨシヨシ
の難易度が高いと言うか、ほぼ無理なケースではナイですかね。

…しかしココから少しだけ廃線跡が見れるという事なので、気を付けて
停まってみる事にしましょう。

→次回に続く



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No.3914 鉄道保存施設を探る