新・駅長日誌

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何だか救われない映画

2009/06/27(Sat)

1980年制作の東宝映画「地震列島」と言うのを見ました。

子供の頃に、テレビのCMで予告編だけ見た事があって、
当時は割と気になってたんですよ。

でも子供が観に行って楽しそうなもんではない。
親に「観に行きたい」とも言えず…(私は結構、このパターンが多い)。

んで、たまたまレンタル屋で発見したもんで。
勝野洋さん演じる若手の地震学者が主人公です。

彼は僅かな環境変化のデータから、
「30日以内に東京を直下型の大地震が襲う」
と予言するのだが、周囲のベテラン学者や政治家たちは相手にしない。
大物学者の娘婿だった彼は、その「暴言」がもとで妻とは離婚、
家も追い出されるハメになる。
 

で、ホントにその予想が大当たり
東京は壊滅的な被害になっちゃうんである。

あっちこっちで火災とかガス爆発とかの二次災害が頻発。
あまりの規模に政府も自衛隊も手が出せず…
名もない(映画のストーリー上)人がバンバン死んでいく。

で、まあ色々あって、ラストでは主人公は自らを犠牲にして
たまたま周囲に居た人「だけ」を救い、
別の青年は初恋の女性「だけ」を救い、
微妙に明るい雰囲気になってるんですが…
 

何か違うぞ。それでいいのか?

ひょっとしたら作り手としては、ひたすら
「大地震の怖さ」「お上の危機管理のやる気のなさ
描きたかったんスかねえ?
だったら、それはそれでいい線行ってますが…
 

もっと大規模に解決しろよ。映画なんだから。
 

No.853 かなりズレてる映画評論