新・駅長日誌

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謎の「文殊さん」

2009/05/23(Sat)

先日書いた、自称「バラケツ学校」卒祖母の話の第二段。

この人は幼児の私に、「鉄道唱歌」を中止半端に教えてくれた
(数年前の日記で紹介しましたが、誰も覚えてない?)事もあり、
現代人が知らない謎のフレーズを色々知ってました。
その中の一つ。

「安倍の文殊は知恵文殊、香具山文殊はクソ文殊。」

「安倍の文殊」とは、桜井市にある安倍文殊院の事でしょう。
文殊菩薩を祀る日本三大文殊の一つでもあり、
地元では「受験や学業に効くお寺」として有名である。だから「知恵文殊」。

じゃあ「香具山文殊」は?

「香具山」は、そこからさほど遠くない、橿原市にある丘陵地帯だわな。
「大和三山」の一つでもあり、古くは万葉集の和歌にも詠まれてる、
る名所なんですが…どう調べても「文殊さん」的な寺が出てきません

しかも、仮にもお寺さんを捕まえて「クソ文殊」て…
余程霊験がないのか、素行が悪いのか…何なのよ?

色々考えた結果、
当時は存在したが、歴史に残らないほど評判の悪かった新興宗教。
かなあ。と…

生前にちゃんとその由来を聞いておけばよかったと後悔してますわ。

No.818 下らない思い出シリーズ