新・駅長日誌

そんな感じで橋本から約50分かけて紀伊神谷に到着しましたクラ駅長
です。高野山へ行くのに通った事はあるんですが、降りようと思った
のは今回が初めてですわ。



…高野線の山間部をそのままに象徴するかのように、急勾配と急カーブ
の途中にある駅です。山合いなので、陽が射す時間も短かいのでしょう。
常に日陰にあるイメージですね。



ホームにある駅名票は「こうや花鉄道」という愛称が付けられた、橋本
から先の各駅と共通のタイプ。…各駅の標高が書かれています。

島式ホーム１面の駅で交換可能な線形。橋本方向を振り返ると、急勾配
を登りきった所にある事が分かりますな。
…スイッチバックにも見えますが左は安全側線でしょう。



構内踏切を渡って通路を下った所に駅舎がありました。…左は玄関側
からのカットですが、駅前も徒歩でしか通れない通路なので、車を
横付けする事は出来ません。

右が駅前のメインストリートです。…って、見事に林道ですね。
近くに小さな集落はあるものの、高野山へ行くメインの車道とは離れて
ますので、車は時々しか通りません。

…後で駅ノートを描いてる途中、１回救急車が通りましたが、コノ辺では
救急指定の病院も遠いかも知れませんな。



同駅は昭和３年の開業だという事で、恐らくソノ当時からの駅舎なの
でしょう。最初はココが終点として暫定開業したような感じだったらしく、
レトロモダンっぽい凝ったデザインが、建物の随所に見られます。

…こんな秘境駅にも関わらず、駅員さんが配置されてます。しかし切符
の自販機はありません。窓口はありますが切符の販売もしないそうな。

今でこそ、自動改札機がＩＣカードに対応してますが、ソレ以前はココで
乗車証明証を受け取り、着駅清算だったらしいです。



駅ノートは過去にあった物が無くなり、最近になって復活したと聞いて
きました。…しかし私がソノ話を聞く前の日付の作品が残ってる所から、
恐らくは何カ月の間、行方不明だったと推測されます。

駅舎を囲むように沢が流れており、陽が射す時間も短いのでしょう。
紙が常に湿ってる感じで、インクで描いた絵は悉く裏写りしてました。

私のは季節柄、クリスマスです。…高野山という真言宗の聖地に近い
所にサンタさんは来るのか微妙ですが、てんは幼児設定なので。

ホームの駅名票は実際は、ベンチより奥にありますが、大きく描きた
かったので手前に持ってきました。…絵だから出来る遊びですね。

という事で関西の駅ノートは追加コンプリートです。
続けてはお正月、名鉄三河線の廃止区間にも（廃）駅ノートがあるという
事なので、比較的近そうなソレから行ってみましょう。

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