新・駅長日誌

そんな感じで続けて吉ヶ原駅ですが…ココにはもう１冊、猫駅長用の
駅ノートがあると聞いてきました。

続けて描いていくワケですが、まずは本体である猫駅長から紹介する
必要があると思いますクラ駅長です。

…元々、同駅の猫駅長はコトラというサバトラさんが務めてましたが、
彼が老齢のために引退して嘱託駅員の身分となり、現在はホトフという
２代目の白黒ハチワレさんに代替わりしてるとの事です。

（※性別や詳しい年齢、交代時期などは調べておりませんが「ワシら」
とか言ってるので双方とも男性としてハナシを進めます。）



その初代コトラ駅長へ宛ててのメッセージを書くノートがあるワケなん
ですが、ソレほどページも進まないままに駅長が交代したのでしょう。
そのままホトフ駅長用として使われてると見受けられました。

猫駅長も月に１度の運転日に合わせて勤務するという事で前回、去年
の７月に私は猫駅長に会える事も楽しみの１つとして訪れたんですよ。

…しかし当日は「暑いから」という納得いかない理由で欠勤してやがり
ました。なので「11月なら大丈夫だろう」と目論んで来たワケなんです。



今回は無事に会う事が出来ました。基本的には１番線のベンチ付近に
居るようです。キレイなハチワレ模様で、前脚が足袋みたいに白いの。

やはりお客の皆さん…殊に子供さんに大人気なようで、小さな男の子
にヨシヨシされてますね。慣れてるのか嫌がったりしない様子です。



…ぁ、出てきましたね。ベンチの上で行き交う列車やお客さんの動きを
監視してます。でも連結とかの大きな音にはビックリするみたいです。
駅長の制帽もあるのですが、気が向いたら被る感じでしょうか？

「ホトフ」というのは恐らく、無蓋貨車の記号から付けられた名前だと
思われますが、駅のお姉さん曰く「よく『ポトフ』と間違われる」そうな。

…ソレは西洋の煮込み料理だ。まぁ一般的な言葉ではナイからね。



あまりに皆さんがヨシヨシしまくるので途中で面倒になったのか、自分
で落としてひっくり返った猫ベッドの下に隠れてしまいました。



という事で、こちらのノートには猫駅長をメインで描く事にして、こんな
感じになりました。

…ホトフ駅長はのろよりガタイがいいように感じたので、大き目にして、
ウチの３匹は全員、木村鉄道の正装で表敬訪問したイメージです。
（※紙が黄色っぽい素材でしたが、画像は色を調整してあります。）

そして「コトラ」「ホトフ」の元ネタになったであろう、同社の無蓋貨車の
模型が売られてましてので記念に購入。…コレは将来的に、Ｎゲージ
でローカル線の雑型貨物列車を再現する時に使えそうですよ。

既に廃止された駅ではありますが、月に１度は賑やかに営業して列車
も走り、駅ノートが２冊もある。ホントに稀有な存在の吉ヶ原駅です。

では復活運転のキハ303号に乗って、隣の黄福柵原駅へ行ってみる事に
しましょうか。…向こうにも駅ノートがあるらしいのです。

※→次回に続く

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