旧勝沼駅を探る ④
2018/04/27(Fri)
…会社の車庫にあった、社員さんの
誰か(営業所が合併したので一時的に
知らない人も多い)の車なんですが、
細いウレタンの緩衝材が巻いてある
のは、明らかに「左右からドアをぶつけ
られるのを避けるため」でしょう。
なかなかいいアイディアだと思いました
クラ駅長です。…この手のトラブルって
意外と多いからね。
私だったら社内に駐車する時よりは、スーパーマーケットとか、町中の
店舗駐車場でやりたい所です。…距離感覚が退化した老人が多いので。
さて、間が空きましたが勝沼ぶどう郷駅に戻ってきました。
再び、スイッチバックのあった旧勝沼駅とソノ周辺を見ております。
電気機関車が保存されている更に奥にも、ホームの跡地らしき遺構が
残っておりました。当時は列車の有効長も長かったでしょうから、こっち
側にまでホームが延びてても不思議はありません。
…前が広場になってるから、イベントの舞台としても使えるような意図
なのかも知れませんね。
広場の脇から現在の本線のある高さに向けての階段があり、ソレを
登ると新旧2つのトンネルが並んでる風景が出てきましたよ。
…当たり前ですが手前の、線路が切れてる方が旧線でしょう。ココから
トンネル内を往復するコースが、遊歩道として整備されてるそうな。
資料によると、このトンネルは大日影(おおひかげ)トンネルと言い、
開通は中央本線の開業と同じ明治36年。
勝沼駅のスイッチバックが廃止された昭和43年には、ソレまで単線
だったコノ区間も複線化され、こちらのトンネルは下り専用となります。
更に平成9年、線形改良で下り線のトンネルも新しくなり(向かって
左隣のやつ)、元祖の大日影トンネルは廃止されてしまいました。
…その後暫く放置されていたのが、平成19年から遊歩道として整備され
現在は一般公開されてるんだそうな。
だからポータル上の銘板もトンネル名ではなく「遊歩道」となってます。
…ソレにしては門扉が閉まったままなんですが、何故なんですかね?
※→次回に続く
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No.4079 鉄道保存施設を探る