新・駅長日誌

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愛国から幸福へ ⑤

2017/11/28(Tue)

ここ最近、奈良紅葉の見頃がピークだったので観光の仕事も多く…

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薬師寺門前の奈良漬け屋さんで、また仕入れてきましたクラ駅長です。
ゴボウとセロリね。

しかしコレ、美味いんだけど独り者には量が多いのが難点ですね。
半々ぐらいの量が買えたらイイのに。と、いつも思うのですが。

さて広尾線ですが、ようやく今回の旅最終目的地である幸福駅跡地
到着しました。

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ココは昭和62年の廃線以後も、駅舎などが保存されておりまして、近年は
周辺の土地と併せて公園として整備されています

「北海道にこんな所がある」と知ったのは勿論子供の頃ですが、40年
近く経ってようやく来れましたよ。このパターンがホントに多いのですが。

説明によると、ブームになって売れた切符4年間で一千万枚だそうな。
1枚110円だから11億円?…ソレだけ「空売り」しても国鉄全体の赤字
からすると、1年の利子にもならん程度だったのかも知れませんけどね。

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そして現在の駅舎2013年に、老朽化した元の駅舎をと同じイメージ
で再建された、レプリカのような建物だそうです。

ブームの頃から、建物に名刺やら使用済みの定期券を貼り付ける習慣
があり、ソレが今でも続いてると言うか「貼るために駅舎を新造した」
感じなのかも知れません。

満開の桜のように見えるピンク色の紙は、後述しますがココの売店
売られている「切符もどき」の絵はがきなんですよ。

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当時のモノかどうか定かではありませんが木製のホームがあり、キハ22
が停まっております。…駅名票は新しそうだな。

「幸福駅」という駅名…というか地名は、元はコノ辺を「幸震村」と言った
所へ、福井県からの入植者が多かったから付いたモノらしいです。
ちなみに「愛国」「愛国青年団」という入植者の団体に由来するモノ。

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キハ22に関しては、私は北海道での活躍をギリギリ知りません

東北の一部にも配置されておりましたので、辛うじて高校生の頃
五能線で乗った程度かな?あとは例のひたちなか海浜鉄道ですか。

確か廃線&公園化の当時からココに置かれてるモノだったと思うので、
モケットもオリジナルの青だし、後のワンマン化改造のような変則性
ありません。床が木製なのは、冬季に雪で乗客が滑らないための仕様。

こんな車両北海道を乗り鉄したかったと、つくづく思いますね。

→次回に続く



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No.3929 鉄道保存施設を探る