愛国から幸福へ ②
2017/11/25(Sat)
一昨日の事ですが、大海駅長との
話題に出た天理軽便鉄道の跡地を
探りに行ってきましたクラ駅長です。
廃線区間はJR大和路線の法隆寺駅
前から、近鉄橿原線の平端駅までの
約4kmの区間でして、ソコから先の
天理までは近鉄天理線として現存
しております。
…法隆寺の駅前にはレンタサイクルもあるのですが、当然に戻ってくる
必要があるので「自転車で8kmと徒歩で4kmはどっちがラクか?」と考え、
結局は歩いて片道で探る事になりました。詳細はまた後日やります。
さて愛国駅ですが、まずはココに保存されてる機関車から見て行きます。
大正時代の名機である9600型ですね。私も流石にリアルタイムで
知ってる歳ではナイのですが、かなり末期まで残ってたイメージです。
「でかぐろ」なんて愛称があったんですか。コレは初めて聞きました。
…と言うか新内駅跡地で見たのもコレなんですが、デフ(除煙板)が何で
こんなに短いのでしょう?どうやら「北海道特有の形」らしいのですが、
だから何で?…ご存知の方があれば教えてください。
キャブは金網で閉じてありますが、隙間から中を見る事が出来ます。
…ナンバーが「19671」と。もう覚えました?コレは172号機に当たります。
雨ざらしではありますが、キャブ内の真鍮の部分などは錆びも少なく、
キレイに保存されている印象でした。
駅名標は新しく造られた感じですね。そして駅前には、カナリ巨大な
石造の切符が飾られております。
…実の所、私も硬券の切符で「○○から××ゆき」という表記のモノは
知らない世代なのです。後に三岐鉄道などで、例外的にそういうモノ
も残ってると知りましたが、 硬券があったにしても「○○円区間」だった
ような気がするんですよ。
ココの場合は「ブームになってワザワザ作った」のかも知れません。
で最近の最大の関心事…「廃線跡は残ってるのか?」
見ての通り、駅の周辺から少し離れるとイキナリ家が建ってしまってる
ので期待は出来なさそうですね。
来る途中にも気を付けて見てましたが、北海道のコノ辺なんてのは、
線路はほぼ一直線だった筈なのに、道床の盛り土も殆どなく畑に戻って
しまった感じでした。
そして駅前に、車掌車の車体だけが残っておりました。コレは元々は
売店だったらしいのですが、見るからに潰れてます。
…問題の記念切符は、相方である幸福駅に行かないと無さそうですね。
ともあれ続いては駅舎の中を見学する事にします。
※→次回に続く
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No.3926 鉄道保存施設を探る