新・駅長日誌

…先日、播磨下里お絵描き会の皆さん
で打ち上げの飲み会とカラオケをやった
時の事なのですが、置いてあった機械
がジョイサウンドだったので、一発芸
として社長の曲を歌ってやろうかと
デンモクで検索したのですが…

「0件ヒット」と出てしまいましたクラ駅長
です。…誰もリクエストしないから、
いつの間にか無くなったんですかね？

しかし直哉さんによると、ジョイサウンドの公式サイトには掲載があるとの
事だったので、機種によるだけなのかも知れません。実際どうなんでしょ？

さて狩勝高原エコトロッコですが、お借りした足漕ぎ式のEF65-500型
電気機関車で、体験運転の始まりです。

…最初の一歩と言うか一漕ぎ目って、結構な脚力を要するのですが、
何せ鉄のレールと車輪だから摩擦係数が小さくて、いわゆる空転が
起こります。
後で訊くと雨の日なんかは特によく滑るそうな。…無駄にリアルですが、
だったら砂撒き機能も付けておけば完璧だろうなと思いました。

ちなみにトロッコ鉄道の車両は基本が４人乗りなんですが、漕ぐペダル
は２名分しか付いてません。…大人と子供の各２名だとすると、お父さん
と子供１人でも楽に走るような感じに見えました。

ただコレがピカチュウ親方だったとしたら？…漕がないで乗ってるだけ
では特急「はつかり」のキサシ80が「お前も働け」とエンジン付きに改造
されたように、楽は許されない状況でしょう。…だから漕ぎなさいね。



そんな感じで駅を出発し、まず最初の信号。「場」だから場内信号機
なのですが、左から来る２周目用の短絡線が合流する信号場のソレ
という事になりますか。…勿論、黄色なら減速、赤なら停止ですよ。

コースは幾つかの閉塞区間に区切られており（説明によると13箇所）、
それぞれに３灯式の信号機がありますので、勿論コレも正しく守る事。

…勾配票が6.5‰と見えますね。ちゃんと調べたワケではありませんが
ココまでやってるなら数値は正確なんでしょう。…結構キツいぞ。



そして閉塞信号機のラインの枕木上には「STOP LINE」という文字の
電飾があり、信号が赤になるとコレも点灯します。

乗る前に係の人に「守らないとどうなりますか？」と訊ねたのですが
「怒られます、よかったら試しにやってみて下さい。」との返答でした。

…要するに地上子が車両の通過を感知し、運転席にあるスピーカー
から「信号を守って下さい！」みたいな音声が流れるんですよ（文言は
ウロ覚え）。そして違反した回数の赤ランプが、３個まで点灯します。

こんな「足漕ぎトロッコ用閉塞システム」が、市販のメーカーから
売られてるとも思えず、全てはスタッフさんの手造りなんでょうね。
ぃゃスゴいですわ。

今日は比較的空いてるものの、繁忙期にはカナリの続行運転になる
ようで、そんな時に閉塞システムが生きてくるのだそうな。

…ちなみにＡＴＳのような自動停止装置はナイそうです。が、もしか
したらそのうちに実現しそうな勢いですね。



敷地の奥手で180度転回し、保存車両の脇を通ります。…ココは新内駅
の２番線だった所、古いホームが残ってますね。「狩勝」という標識の
通り、この先にトロッコ鉄道の狩勝信号場がありました。

ココで、出発時に渡されたタブレットの輪っかをバーに引っ掛けると、
２周目への短絡線に向かう分岐器が開通するという仕組み。

…だからコノ無駄にリアルな発想はドコから来るんでしょう？



分岐器だから信号も２個。「短絡線」と「本線」の出発信号ですね。

再び同じコースを周回して、最後は駅に元とは反対向きの方向で到着
（だから転車台が必要）。
…上手く停止位置に停まるとファンファーレが鳴るんです。

いやー、めっちゃ楽しかったな。見てると「もう１回乗りたい！」とか
言い出してる子供さんも居ましたが気持ちは分かるぞ。

社長が行ったら５周ぐらい回ると思います。誰か勧めてあげて下さい。

ミュージアムのレアな寝台車と、信号装置が無駄にリアルで楽しいエコ
トロッコで新内駅跡地を充分に堪能し、次の目的地へと向かいます。

…コレは是非とも、誰か案内したくなる所ですよ。ホントにオススメ！

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