新・駅長日誌

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別府鉄道を探る ⑤

2017/09/24(Sun)

北海道の3日目、本日は帯広市よりお送りしておりますクラ駅長です。

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昨日はまずJR北海道苗穂工場展示スペース定期的に一般公開
してる日
に当たってましたので(というかソレに合わせて予定を組んだ)、
午後からソレを見に行く事にして、午前中北海道開拓村という所へ、
鉄道絡みの展示物などを見に行きました。…馬車鉄道が走ってます。

…尚、いつもの北条鉄道では恒例の播磨下里お絵描き会が開催されて
おり、昨日ははりまりこさんの誕生日という事で、皆さんでお祝い会にも
なってた筈です。私も参加したかったのですが、何せこっちは3か月前
から予定を組んでましたもんで、ごめんなさい

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さて別府鉄道を探る旅です。
大中遺跡の資料館裏にある保存車
を引き続き見学しておりますが…

改めてハフ5号客車を見るに、足回り
ホントに2軸車なんですよね。

しかもサスペンション板バネじゃない
ですか!…どんな乗り心地だったのか
非常に気になる所です。

そして車内にも入れるようになってるので、早速乗り込んでみましょう

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ほぼ木製の内装に、モケットではなくビニールレザーロングシート
1067mmではあるものの、見事に軽便規格の客車ですね。
網棚はありますが吊革はありません。…要るほど客は居ないでしょう。

車掌さん用の設備としては、車両の両端に手ブレーキのハンドル
見えるのと、右の画像の古風な「室内灯スイッチ」ぐらいかな。
車内放送の設備?…地声でも充分聞こえそうだから要りません
ぁ、勿論ドアは手動です。

そして客車の網棚部分には、路線が現役だった当時古い写真
何枚か飾られておりました。…後から行く野口線は、気動車による
旅客列車が走っており、ソレに関する写真が多いようです。

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まずはキハ101号気動車。…元は
国鉄の機械式キハ04型だったのが、
片上鉄道を経てココにきました。

片上鉄道保存会に残るキハ303号
ほぼ同型の車両だと思われます。

ガッタン姉妹では次女のイオイ
ちゃんに相当しますが、残念ながら
個体はもぅ残されておりません

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そしてキハ2号。昔のローカル気動車
によく見られたバケット(荷台)つき
の車両です。

ガッタン姉妹では長女のキハニちゃん
ですね。この子は厳しい状況ながら
沿線に現存しており、後で会いに行く
事にしております。

…場所は国鉄と接続していた野口駅

最末期国鉄高砂線は、キハ35系あたりが走ってたようですが、この
写真は国鉄も古風な機械式気動車ですね。…エラい時代のモノだな。

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そんな感じで些か脱線しましたが、
廃線跡サイクリング
に戻りましょう。

遊歩道「であいの道」は先程の
大中遺跡公園までとなり、コノ先は
一般の車道に変わっています。

地図で見るに、元からある田んぼの
長方形が並んだ土地とは明らかに
違う斜めのルートなので一目瞭然

そして暫く行くと、播磨町から加古川市に入ります。ココにあるのが…

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川崎重工の加古川工場。右の道路も廃線跡であり、現役時はコノ辺に
信号場があったとされていますが、見た限りソノ痕跡はありません

調べてみるに現在の加古川工場の生産品「二輪車・アルミ鋳造品」
となっていますが、過去には鉄道の貨車を製造していた事がある
そうで、完成した新車をココから別府鉄道経由土山方向甲種輸送
してたのだと思われます。

という事で別府鉄道を探る旅、まだまだ続きますよ。



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No.3864 鉄道廃線跡を探る