新・駅長日誌

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北陸本線 敦賀~今庄の旧線 ⑧

2017/08/26(Sat)

20170826a.JPGお絵描き会で絵を描いたら、何らかのサイン
が要るだろう。という事で、このような判子
買いましたクラ駅長です。

…高校の時、同じクラスにそのまま「蔵さん」
という人が居たので、苗字として存在する事は
分かってたのですが、ソレ以外に会った事の
ナイ珍しい苗字ではあります。

売ってなかったら特注品になるのかな?と思い
ましたが、文房具店の前にあるようなケース
売りの、いわゆる「三文判」で200円でした。

前々回より使用してますが、絵より立派でしょ?

20170826b.JPG
さて北陸本線の跡地ですが、今回のメイン
であると思しき山中隧道を抜けて、今庄側
出てきました。
行政区画もココを境に、敦賀市から南越前町
に入っております。

Googleの地図で確認するに、トンネルの
今庄側の出口「名所旧跡」のマークがあり、
ソコから更に先に「旧山中信号場跡」と、
もぅ1つ分けて表記がありますよね。

さっきの案内看板とは別なのか?実際の現場
の風景を比べてみましょう。

20170826c.JPG 20170826d.JPG

トンネルの出口から更に500mほど進んだ地点にもぅ一箇所、案内看板
がありました。コレの事だわな。

簡単に「信号場」とは言っても、当時の事だから列車の長さ相当な
モノであり、ソレが交換するには相応の長さが必要…要はトンネルから
コノ付近も含めて全部が信号場の敷地だという、規模の大きな施設
だった事が伺えます。

20170826e.JPG 20170826f.JPG

看板には図による交換手順の説明と、当時の写真がありました。

折り返し線が複線になってるというのは珍しい?…廃止前の北宇智
(和歌山線)なんかもそうだったっけな?アレは駅だけど。

写真の右手図の「C」に当たる折り返し線ですね。端っこに機関車
見え、4人の人物が写ってます。
…恐らくは機関士と助手が重連で2組かなと。外で休憩出来るぐらい
の停車時間があるって事は、ソレだけ時間が掛かったワケだよな。

こんな事を複数回繰り返して峠を越えてたんですね。…トンネルで
一気に抜ける事との差がよく分かる貴重な1枚だと思いますよ。

20170826g.JPG 20170826h.JPG

その折り返し線も、当然に線路はもぅ存在しません地形としては
残ってます本線跡今庄方向に下りながら見てみますが…長い!

そして段々と高低差が付いて行く事が確認出来ると思います。

20170826i.JPG 20170826j.JPG

最終的にこんな感じの地点で折り返し線は終わってました。本線と
ともにロックシェードが設けられていますが、戦後の後付けだそうな。

高低差は目測で6mぐらいでしょうか?分岐点からの距離が約300m
計算すると約20‰の勾配という事になりますね。…写真に出てくる
感じの貨物列車にとっては、さぞキツい勾配だった事でしょう。

恐らくコレで、文字通り「峠は越えた」事になると思いますので、後は
軽快に山を下って、今庄方面へと走って行く事にしましょう。



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No.3835 鉄道廃線跡を探る