北陸本線 敦賀~今庄の旧線 ①
2017/08/18(Fri)
少し遅くなりましたが、カレンダーの
今月分をアップしますクラ駅長です。
夏らしく浴衣ツーショットにしましたが、
写真で見ると私ってホントに額が後退
しましたね。
…ソレはいいが2ちゃんねるを見てると
このカレンダーとかお絵描き会の題材に
社長を使うだけで文句を言う人がいる!
ドコまで僻み根性が強いんでしょうか?困ったもんだと思います。
さて新たな報告です。前回の最後で少し触れましたが、北陸本線ですよ。
周知の通り敦賀~今庄の「山中越え」の区間は、急勾配が連続する
難所であり、開業以来ボトルネック状態だったワケですが、1962年に
北陸トンネルが開通して現在の新線が出来、スピードアップと輸送量の
増加が図られる事になりました(…トンネル火災もあったけどね)。
その後、元の北陸本線だった区間は殆どが自動車の通れる道路として
残されておりトンネルもそのまま、場所によっては駅の遺構などが保存
されてると聞きましたもんで、以前から行きたいと思ってたんです。
…最初は日帰りの予定でしたが、意外と大ネタになりそうなのと、大海
あすか駅長に頼まれて三国港まで行く事になったので一泊します。
そんな感じで、まずはJR北陸本線の敦賀駅からスタートします。
…事前に調べた今庄まで旧線の経路は右の通り。
敦賀-深山(信)-新保-葉原(信)-杉津-山中(信)-大桐-今庄…と。
信号場多すぎでしょ!まぁソレだけ難所だったんですが。んで「○」を
付けたのが停まって見る予定にしている地点です。…結構あるでしょ?
では出発しましょう。敦賀駅を出たら、まずは国道476号線を走ります。
…一部の区間はコノ476号線がそのまま鉄道の旧線でもあるのですが。
新快速が敦賀まで来るようになって、交直切替のデッドセクションは
北陸トンネルの手前に移される事になりましたよね。
…まぁ今時、デッドセクションで車内灯が消える電車ってのも減りました
から、乗ってて気が付かないケースもあるでしょうが。
暫く行くと「北陸トンネル入口」という看板が出てきます。ソレに従って
脇道へ入ると北陸本線の踏切に出ますので、ココからトンネルの西口
が見えるようなんです。
この地点の北側の集落に「深山寺」というお寺があり、集落名もそう
なってますので、全く遺構はナイものの、コノ辺に深山信号場があった
ものと思われます。
この踏切の名称が「木ノ芽踏切」。…元々の街道でココを越える峠が
「木ノ芽峠」と言い、脇を流れる小さな川が「木ノ芽川」となってます。
北陸トンネルもソレに因んで「木ノ芽トンネル」という仮称だったらしい
のですが、やはり当時としては国内最長のトンネルになるという事で、
十河信二総裁の一声でスケールを大きく「北陸トンネル」と命名された
そうな。
写真では見切れてしまいましたが、
入口左側の階段の上に1972年11月、
急行「きたぐに」の通過時に起きた
列車火災事故の慰霊碑があります。
…コレに関しては語ると長くなるので、
今回は割愛しましょう。
気が付いたら現地の気温は35℃!
イイ天気を通り越してカナリ暑い日に
なりましたが、続けて探って参ります。
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No.3827 鉄道廃線跡を探る