おさふねサービスエリア ①
2017/04/26(Wed)
…先日見て来た井笠鉄道ですが、鉄道
廃止後はバス会社として存続していた
ものの、ソレもまた2012年に経営破綻
して、現在は両備バスグループ傘下の
一端になってしまいました。
コノ辺も恐らくは車中心の社会…
軽便鉄道と同様に、バス会社とて経営
は大変なようです。
この建物は、笠岡市にある元の井笠鉄道本社ですが、現在は井笠観光
という系列の旅行代理店になっています。
井笠鉄道は過去(鉄道存在時も含めて)、近鉄グループだった事がある
とかで、今でもKNT系列なのはソノ名残りなのかも知れません。
…複雑な歴史もあったもんだと思いますクラ駅長です。
さて、岡山県の西大寺から国道2号線で更に東へ戻り、続いては瀬戸市
にある「おさふねサービスエリア」にやってきました。
サービスエリアとは言いますが、高速道路にあるアレではなく、一般道
に面した商業施設…いわゆるドライブインですね。
高速道路が未発達だった昭和の時代は、全国各地に多数存在した種類
の施設ですが、最近はめっきり少なくなりました。
…しかし国道2号線は、まだまだ通行量の多い道路なので、昔ながらの
ドライブインも結構残ってる感じです。
…そしてココは何がネタになるのかと言いますと。
まず敷地のすぐ裏手に山陽新幹線が通ってまして、頻繁に新幹線が
走る立地であるという事。…駅で言うと相生と岡山の間になります。
…ドクターイエローの記念写真用看板は、よく見るとドア部分に丸い穴
があって、ココをスライドさせると顔を出せる仕組みのようです。
高架橋のコンクリートにある刻印を見ると「1970-6」。…新幹線の
岡山開業が1972年だから、開通以来のモノという事になりますか。
そしてソノ高架下に、何やら保存車両があるのが見えますね。
ココに保存されているのは、先日少し見た下津井電鉄の車両です。
…同じ岡山県とは言うものの、児島とはカナリ離れておりますが何故?
全部で3両あるうちのメインは恐らくコレでしょう。クハ6型という「電車」
です。…元はガソリンカーだったのを、電化時に電車に改造したそうな。
「気動車→電車」の改造ってのは軽便鉄道では珍しくはなく、よくある
ハナシのようですが。…そしてコレまたよくある前後の荷台は、下津井
では鮮魚運搬用だったらしいです。
そんな感じで、他の保存車なども見て行きましょう。
※→次回に続く
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No.3713 鉄道保存施設を探る