下津井電鉄を探る ②
2017/04/06(Thu)
会社で見せられた、ある種のタクシー
チケットに関する取り扱い説明書です。
「1」~「6」は至極当たり前な事が書いて
あるのですが、「7」がよく分からない
クラ駅長です。
…「長﨑」って何やねん?しかも「長崎」
じゃなくワザワザ「長﨑」だし(九州の
長崎とそのチケットは特に関係ナイ)。
ってか、間違ったのならコピーする前にちゃんと消せ。…と思うのですが。
さて下津井電鉄です。少しだけ廃線跡を見た後、下津井駅の跡地に到着
しましたので、続いては保存車両を見てみましょう。
下津井「電鉄」というだけに軽便鉄道としては珍しく電化しており、車両も
当然に電車がメインです。
元はレストハウスだったという建物の
中に引込線を作り、何両かの車両が
入っておりますが、屋根がもぅカナリ
抜け落ちており、意味を為しており
ません。
…車両の修復より、屋根の方を先に
直した方がイイのではないか?
横に停まってるバスは、現存する下電
バスの廃車体で、保存会の事務所だか
倉庫だかの代わりに使われてるそうな。
ツートンカラーの車両は最末期に「赤いクレパス号」…通称「落書き電車」
として走ってたモハ1001型。当時の写真にも出てきますね。
車内にペイントマーカー(各色一式)が積んであって、乗客が自由に
落書き出来る…ソレで「思い出を残そう!」という趣旨だったと思います。
たかやすさんの情報によると、このモハ1001型は今後、系列のホテルに
移設してカフェか何かに使われる計画があるのだとか?
隣の観光列車風のは、昭和63年製造の「メリーベル号」。…コレは私は
新しすぎて知りませんでした。
説明の通り、瀬戸大橋の開通に伴う観光需要って事で新製されたのに
廃止が平成3年ですから…。ホントに3年足らず?勿体無いハナシです。
…と言うか、こんな昭和末期に軽便の車両が新製されたとは驚き。
…塗り分け方が謎な気動車は、同じく岡山県内に存在した軽便鉄道、
井笠鉄道から来たホジ3型。井笠鉄道は、翌日その跡地を探りに行こう
と思ってた所なので、意外な出会いでしたね。
井笠鉄道は1971年に廃止され、ホジ3型はソノ後下津井電鉄に引き
取られたらしいですが、エンジンの不調が多く、あまり活躍しなかった
そうな。まぁソノ時点で電化してたので、主力は電車だったのでしょう。
こちらの車両も保存会によって修理中なので、塗装もチクハグですが、
赤白は元の井笠鉄道での塗装。黄色と緑は井笠鉄道の客車の塗り分け
です…下津井当時はどっちで、これからどっちにしたいのか?は謎。
他にも修理中の木造貨車などがありました。…下回りがナイとすれば、
復元するのは大変だろうな。
敷地の外から回り込んで、反対側を見てみましょう。モハ1001型の背後
にあるのが、クハ24+モハ103。コレも最末期の主力車両です。
上の画像「しもでん今昔」に緑色で写ってるのがソレですが、緑色なのは
フジカラーのラッピング広告車だったから。廃止後にオリジナル塗装に
戻されたようです。
…廃止の年に私は予備校生。世代的にはギリギリ被ってる下津井電鉄
ですが(その身分じゃ旅行なんかさせて貰えない)、現役当時に見れ
なかった貴重な軽便車両を見る事が出来て満足でした。
コレで今日の予定は全て終了?…と思ってた所に、夫婦の奥さんである
トキちゃんから意外なリクエストが出ましたので、更に旅は続きます。
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No.3693 鉄道保存施設を探る