常磐線未乗区間 ②
2015/12/24(Thu)
赤坂のクリスマスイベントでは、大分の
元NRAさんが録画して松井さんが内容
を調整した、福岡放送のニュース映像
(社長の完乗の日)のDVDも上映された
のですが…。
何かとバタバタしてて適当な扱いだった
事が残念でならないクラ駅長です。
…私はしっかり拝見しましたが。
年末年始の十五夜でもまた見る機会があるだろうし、福岡のハトさんも
持参して下さるでしょうから、見たい方は名古屋まで来て下さい。
さて常磐線ですが…。 乗った列車が強風の影響で広野で運転打ち切り
になってしまいましたので、一旦ココで改札を出ました。
駅員さんが状況把握に追われてますが、竜田からの代行バスで原ノ町
方面へ行きたい旨を申告し、 同じ目的の方3人と代行タクシーの
手配をして頂きました。
…私の他、同業者(乗り鉄)と思しき若者2人連れと、原ノ町まで行く
主婦の方です。 鉄道代行のタクシーは、私も仕事でやった事があります
が、自分が乗客になるとは思いませんでしたね。
約15分の移動なのですが、タクシーの特性として乗務員さんから
「直でハナシを聞きやすい」というのがあります。
運転手さんから周囲の状況を色々と教えて頂きました。
コノ周辺は去年の9月になって、ようやく
立ち入り規制が解除されたのですが、
4年~5年も放置してある家というのは、
もぅマトモに住むことが出来ず、今が
建築ラッシュなんだそうです。
でタクシー会社としては、町の依頼で
コミュニティバスのような仕事も
するんだとか。…貴重なお話でした。
そんな感じで竜田駅に到着。ココからが代行バスになります。
…本来の発車時刻は過ぎてますが、我々のタクシーを待ってくれて
いました。
ココからの代行バスは帰還困難区域を走るので、途中の駅や停留所
には停まらず原ノ町までノンストップです。 いわきからの列車の客
を拾わないと、終点までカラで走るだけなので。…という事でしょうか?
竜田0935---原ノ町1050 代行バス(※時刻表どおりの表記)
そして代行バスは25分遅れて発車。
本来はガイドさんであろう女性が、
車掌さんという事で乗務しています。
「帰還困難区域を走りますので、
窓は絶対に開けないで下さい。」
という、滅多にナイような注意事項
をアナウンスされてしまいました。
バスは常磐線と並行する国道6号線を北上して行きます。
最初は特に何の変哲もナイ田舎の風景だったんですが…
帰還困難区域を示す立て看板や「除染の駅」などと言う、見慣れない
モノが目立ち始めます。
コノ周辺の脇道や集落は、許可を受けた住民の人と除染作業に
従事する人しか立ち入れないんです。 国道は通れますが、徒歩や
二輪車など「生身」での通行が禁止されています。
…ソレだけまだ放射能が多く残ってるという事でしょうね。 今回も
代行バスというより「見学ツアー」のような気持ちで旅は続きます。
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.3224 乗り鉄日誌>JR東日本