新・駅長日誌

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名鉄旧駅舎めぐり 黒野駅②

2015/06/05(Fri)

…最近はドコの掲示板を開いても、エロマンガの広告バナー
しつこく付いて来て辟易とするのですが…あまりのバカさ加減
一周回って笑ってしまうという事がよくあるクラ駅長です。

「遊園地でメリーゴーランドに乗ったら、馬がキモオヤジに変身!

…どんな状況ですかソレ?考えた人ある意味スゴいわ。
 
さて黒野駅ですが、駅舎のほうは「黒野駅ミュージアム」として
整備されてるようなので、 続けて見学してみましょう。

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元の出札窓口案内カウンターのように上手く再利用されてるのですが、
運賃表は何故か、ココではなく隣の黒野北口駅のモノのようです。

…こう言う展示物でよく出てくる、古い(明治期ぐらい)の鳥瞰図風の
パンフレットって、風情があって好きです。中央に大きく描かれてるのは
谷汲山でしょうか?

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1階のフロアには、子供たちが遊べるプラレールと、キロポストなどの
遺品が残されています。
こちらも、地元の子供たちが作ったと思しき大きな絵が目を引きますね。

木村鉄道でも、例えば中学生以下の子供さんを対象にして、
社長の似顔絵コンテストとかやれば面白いんではナイでしょうか?

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元々、駅務室であった部分はパン屋さんとして再生されており、奥の
窓口みたいに見える部分が、先程の元の出札口を内側から見た所です。

…お昼を少し過ぎてましたが、丁度「まだ」だったので、こちらで昼食
にさせて貰いました。惣菜パンはレンジで温め直して貰えます。

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そして展示室は2階にもあるのですが、
元々ココは開業当時に、谷汲鉄道の本社
置かれていた場所でもあり、ソレが2階に
あったと思われます。

…係の人に訊いたら、階段の細工などは
ソノ当時のものだそうです。
そう言えば何となく、天然にアンティーク
なデザインですね。

そして古い建物にありがちな急角度!
気をつけて登ってみましょう。


詳しくは知りませんが、名鉄も元からアレだけの規模の営業形態だった
ワケではなく、恐らく戦前ぐらいまでにソノ地域の小さな鉄道会社
吸収合併しまくった結果、最終的にあの大きさになったんでしょ?
(近鉄なんかも然り。)

採算に見合わない路線切り捨てて行くという動きしか見れない現代
と違って、色んなモノを持ち寄って発展して行った景気のイイ時代という
のを、是非とも見てみたかったもんですが。

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更に色んな展示物がありますが、制服がこんな
感じで置いてあるという事は、着てもOKなの
かしら?…暑いのでヤメときますが。

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そして2階の大部分を占めるのが、ご当地鉄道模型でした。

…こう言うのを見てると、自分でも作りたくなりますね。今のアパートでは
無理ですが、実家へ帰ったら一部屋丸々ソレに充ててやろうか?
まぁ予算的にも大変かも知れませんが。

中央には今居る黒野駅も再現されています。…というかイメージでは
ありますが、全体的に「この周辺」をモデルに作られてるそうな。

モ510型とか、ちゃんと製品化されてる事にも驚きましたが。

そんな感じで岐阜県内に残る3つの保存駅を一気に回るツアーでしたが、
割と近い地域に、ココまで完全なのが複数残ってるというのは珍しい
ケースなんではナイでしょうか?

周辺には、駅舎こそ無くなったものの、線路跡やホームなど遺跡
みたいに
に残ってる所も何箇所かあるようですね。廃線跡マニア
(というジャンルもあるらしい)な皆さんには興味の尽きない所でしょう。

名古屋周辺の乗り潰し殆どが完了し、十五夜イベント期間の日中
ナニをして時間を潰すか?というのを考えるのも大変になりつつある
のですが、なかなか有意義な1日でした。

では次回から、立山黒部アルペンルートの報告に移ります。



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No.3022 鉄道保存施設を探る