新・駅長日誌

…タクシーにも犬や猫が乗る場合があります。自家用車を持ってナイ人
が動物病院へ連れて行ったりするのが一般的で、社長も時々やってる
かも知れない事ですよね。

法的にどぅなのかは知りませんが、飼い主がソレなりにケースなどを用意
してる場合には抵抗なく引き受ける事にしておりますクラ駅長です。

で、メーターのうちの客数操作の所に、折角だから犬猫も足しておくの。
アバウトな資料程度の数字なので問題はナイかと思うんですが。

さて、長らく放置してました（というかコレ自体が隙間ネタの）和歌山線
ですが、吉野口駅に続いては隣の北宇智駅を見に行きます。



…改めて見ても、吉野口駅の駅名票というのは近鉄とＪＲが逆転した
かのようで不思議です。そして柱にはレトロな琺瑯製の案内書きも。

北宇智は吉野口から和歌山方面へ１つ目の駅ですが、山間部なので
結構な距離があるようです。

そもそも今回の隙間旅は、吉野口より先に「北宇智はどぅなったのか？」
という動機で思い付いたんですよ。…お絵描き会の時に常連のF17さん
が和歌山線の駅ノート巡りをする事になった事を話されてましたので、
久し振りにソノ存在を思い出したような事情です。



という事で見えてきましたね。線路が不自然に曲がった先に、コレまた
不自然に曲がったホームがあるのと、進行方向の右手に草に埋もれた
引込線のようなモノが見えますね。…取り敢えずは到着しました。


…北宇智駅は周知の通り、2007年3月まで
スイッチバックがあった駅であり、関西では
唯一の存在でした。

初めて来たのが小学校４年生の時、学校の
鉄道クラブ（あったんです）で見学に来たん
ですが、勿論国鉄時代で有人駅でしたよ。

まぁ比較的近所なので、和歌山へ行く時は
通るし、このブログの初期、廃止になった
直後にも一度来たんですが、アレからもぅ
11年ですから、カナリ久し振りではあります。

…余談ですがソノ鉄道クラブは、顧問が意外にも若い女の先生でした。
特に鉄ヲタという事もなく、他に適当な人材が居なかったから、たまたま
「旅行好き」という事でやらされてたようですが。

昭和50年代の「いい日旅立ちキャンペーン」全盛期なので、鉄ヲタとは
行かずとも鉄道旅行に詳しい若い女性は今より多かったと思われます。



前回、11年前に来た時には、まだ古い駅舎とホームが残り、ソコから
線路を跨いで新しいホームへ無理矢理に仮設通路が作ってあったのを
覚えてますが、後に山小屋風の新しい駅舎（元の駅舎よりカナリ小さい）
が造られたようです。

スイッチバック存在時は交換も可能な線形（有名な所では姨捨駅に近い
感じ）でしたが、現在は単なる１本ホームの駅です。



この春のダイヤ改正から、和歌山線もICOCA対応になるらしいのですが、
取材時はまだの状態でしたので、忘れないうちに帰りの切符を確保して
駅の跡地を探る事にしましょう。

元の駅舎は完全に撤去され、敷地も柵で囲われてて立入禁止ですが
隙間から色々見える状況です。…ホームは２本とも残ってますよ。

…「近代の文化である鉄道にも考古学の余地が存在する」というのが、
私の持論でもありますので、ゆっくり見ていく事にしましょう。

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前日に松江の駅前を散歩してたら、一畑百貨店の入口にありました。



…奈良県のせんとくんと同じ籔内佐斗司さんという人の作品のようです。
漫画でも作者が同じだとキャラデザインも似た感じになりますが、まさに
ソレと同じ事なんでしょう。私らには見慣れた作風です。

調べるとこの人の作品は、全国に結構あるらしく土地土地で探すのも
面白いかも知れません。

しかし松江の駅の周辺ってのは、本屋が全くナイんですね（時刻表の
発売日を間違えて買おとしてた）。松江の人は困らないのか？
 
さて吉野口駅ですが、続いて構内の細かい所を見て行きましょう。



３本あるホームのうち、真ん中の２番線・３番線（島式）が近鉄とＪＲの
共有なんです。…だから駅名標と乗り換え案内が表裏で違う記載…。

と言うか、青い方が近鉄なんですが、コレは元々のＪＲ西日本の標準
タイプだわな。其処にＪＲロゴが無くて近鉄の駅番号が貼ってある
という奇妙な事になっております。

そして本来は全部が青色だったのが、ＪＲ和歌山線にも路線カラーが
導入され、ピンク色になったから、より変な事になった感じです（何で
和歌山線がピンクなのかは謎）。



ＪＲ和歌山線も近鉄吉野線も、双方とも長大な単線区間なので、ココで
上下交換するダイヤになってるケースが多いようです。…４本揃う瞬間
があるのか？までは調べてナイのですが。



駅舎と各ホームを結ぶのは地下道。…コレまた今時珍しい事なので
しょうが、エレベーターやエスカレーターの設備は一切ありません！

…年寄や足の悪い人には不親切ですが、コノぐらいの規模の駅で
頑なに昔のままなのは、旅情的には嫌いじゃありませんよ。
階段の角にＲ…丸みが付いてるのが、戦前っぽくて優美な気がするわ。

 …そして駅の随所に矢鱈と目立つ
案内書きが左。
近鉄だけがＩＣカードに対応して
しまった事から生じる不便さです。

乗り換えにギリギリの事もある（五條
～吉野口～橿原方向がそんな感じ）
だろうに、ワザワザ改札まで行かない
とイカン。
…対面で乗り換えれる筈の島式ホーム
も有難みが薄れますな。


と、先述の通り奈良県唯一の駅弁販売駅
でもあるのですが、行ったのが平日の午後
だったので見事に閉まっておりました。
…主力商品は柿の葉寿司です。

奈良県の名物としては、複数のメーカーが
存在して色々と商品展開していますが、
正式にＪＲの駅弁なのはもココの駅前にある
柳屋さんだけのようです。

昔は同じ商品を国鉄奈良駅でも売ってたもん
ですがね。ぁ、今だと中国人が食って、葉っぱ
とか散らかしそうな気がするな。ヤメて正解？

…という事で、割と変わった所が多い駅なのですが、身近すぎて今まで
あまり詳しく見た事のなかった吉野口駅の紹介でした。

続いてはココから和歌山線で一つ先。北宇智駅を見に行きます。

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…帰ってきましたクラ駅長です。

今回も私は、鉄道会社で体験出来るイベントだけに特化した参加の仕方
だったので、乗る方としては一畑電車で松江しんじ湖温泉～雲州平田を
往復しただけに留まりました。
 
 

 …前回よりは社長と喋ったかな？ピカチュウ親方用のサインを貰う用事
とかもあったもんで。詳しくは明後日から追々やって行きます。
久し振りにパスワードを掛ける記事が出てくるかも知れません。

…しかし来月末にも、久し振りに泊まりを伴う旅行を計画してるんですが、
２月と３月ってのは曜日の並びが同じなので、今回のとアタマの中で色々
と混同して大変でした。

さてまた些か隙間ネタですが、たまには近場の現役の駅巡りという事で、
奈良県の偉大なるローカル線であるＪＲ和歌山線の２駅を紹介しましょう。



ＪＲ和歌山線は、正確には関西本線（大和路線）の王寺駅を起点として
和歌山駅までの区間ですが、列車の運転系統としては桜井線（万葉
まほろば線）と共通して、直通で運転されてるモノの方が多いのかな？

…国鉄末期のドケチ精神で常磐線から貰ってきた105系（元103系1000
番台）が今でも使われています。こっちに来てからの方が長いでしょ。

そして大阪近郊区間なのに、高田～和歌山はICOCAエリアじゃナイの
（今年の春のダイヤ改正から、ようやく対応するらしいですが）。


そんな感じで高田から和歌山行きの電車
に乗り、まずは吉野口から行ってみます。

…途中、観光客ではナイのでしょうが中国人
のお姉ちゃんが、ワンマン運転に慣れて
なかったのか、２両目のドアが開かず降り
遅れてましたよ。ふん。

時刻表で見ると、この周辺（奈良県内）で
唯一、駅弁の[弁]マークがある駅です。

そして最近では珍しくなったかも知れない、
私鉄（近鉄）との共用駅なんですよ。

列車が直通しないのに、同じ改札を共有して乗り換えも出来る駅と言う
のも、他では殆ど見られなくなったらしいですね。



はい到着です。…ICOCAエリア外である事をすっかり忘れてて、王寺
からカードで乗ってしまい、改札で取り消して貰う羽目になりましたが。

一応は有人駅ですが近鉄との共用駅なので、どっちの社名も入らない
表札でした。…味のある木造駅舎ですね。駅ノート置きたいわ。

みどりの窓口がナイので、最近まで青春18きっぷの赤券も扱ってました。

 


…パノラマもどき写真なので、空の色に差が出てしまいましたが。

共用駅なので広々とした構内ですね。ＪＲ・近鉄とも南北方向に走って
おり、寄り添うけど交差せずにまた分かれる線形です。
向かって右に駅舎があり、こっちが近鉄側。左がＪＲです。

近鉄吉野線も狭軌（1067mm）なので、昔は構内に渡り線があり、貨物
列車の直通運転や甲種回送にも使われてたそうな。



駅舎と同じくホームの上屋なども恐らく開業時（共用化が始まった大正
元年？）のモノだと思われます。
…各地で見てきたヒサシに凹凸を付けたデザインは当時の流行です。

という感じの吉野口駅ですが、更に詳しく見ていく事にしましょう。

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