片上鉄道保存会 2018 ③
2018/11/18(Sun)
山陰本線は居組駅までが兵庫県でソノ西
から鳥取県に入るようなんですが、やはり
県境は小さな山脈になってるようで、居組駅
の西側には何とも古色蒼然としたトンネル
が見えておりました。
…やってきた車両もキハ47だったので、
国鉄情緒あふれる写真が撮れてしまい
ましたクラ駅長です。
特にコノ辺は、末期塗装が首都圏色なので
まだまだ絵になる風景が多いですね。
さて片上鉄道ですが、公開運転のキハ303号に乗って黄福柵原へと
向かいます。…あちらにも駅ノートがあるんだそうな。
ホントに通標閉塞機から取り出したタブレットを運転士さんに渡し、
出発時の確認や喚呼も現役の鉄道さながらの雰囲気で出発しました。
…何度見ても「なりきり具合い」に感動してしまいます。
片上鉄道は元々、赤穂線の備前片上から山陽本線の和気を経てココ
までの鉄道であり、現在残ってるのは末端区間の2駅になるんですが、
廃線区間の一部はサイクリングロードとして整備されています。
途中駅だった天瀬と苦木にも駅ノートがあると聞いておりますので、
いつか廃線跡探訪と一緒に探りに行こうと思うんですが大変そう?
黄福柵原まではユルい登りでほぼ一直線。のんびりした風景の中を
昭和の気動車が走り、踏切では警手の方が遮断機を下ろして監視
する、鉄道の原風景のような所ですな。
数分の乗車で終点の黄福柵原に至ります。前回に来た時は、時間の
都合で途中で引き返す列車(何でそんな中途半端なのが設定される
のか?)に乗ったので、ココで降りるのは実は初体験なんですよ。
現役時代は単に「柵原」という駅名で「黄福」は後付けのようです。
吉ヶ原と同タイプのデザインの駅舎は、コレまた最近になって新築
されたモノですが、概ね昔もこんな感じだったそうな。
新しい建物に不釣り合いな、古めかしい信号機器や掲示物が並んで
おりました。閉塞機は勿論、実際に作動します。恐らく日本で唯一だ。
発車時刻表は廃止当時のモノでしょう。日に3往復ってのは如何にも
少ないですが実際はもっと多くて、恐らく大半の列車は手前の吉ヶ原
止まりだったのだと思われます(充分に歩ける距離なので)。
ではココの駅ノートを描く事にしますが、事情が少し複雑なので、
行かれる方は次回の説明をよく読んで注意して頂きたいと思います。
※→次回に続く
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No.4284 鉄道保存施設を探る