和歌山線2題…北宇智駅 ②
2018/03/12(Mon)
ホットケーキミックスやら落花生などの
お菓子材料が残ってるので、ソレらを
消費すべくホットケーキ(チョコ風味)を
作ってみましたクラ駅長です。
…ソレに関してはまた後日、貧乏料理
の回を設けて詳しくやりますが、ひっくり
返す時に何故か、謎の空洞が出来て
しまい、タブレット(通票)みたいになった
んですよ。…通票ってかヘモグロビン?
…この状態で量産が効くのなら「通票ケーキ」として売れるかも知れません
(単なるドーナツ状では芸がナイ)が、偶然なので何ともですね。
さて北宇智駅です。スイッチバック駅だった頃の遺構が残ってるのを順に
見て行きますが…
先述のようにスイッチバック駅ですが、ホームは2本あって、上下交換
が可能な線形でした。…1本(現在の坪尻駅など)だと普通列車同士の
停車しての交換は無理ですよね。
奥手側が駅舎に近い1番線。国鉄時代は列車の編成も長く、有効長は
6両分あったと記憶しています(末期は主に113系)。
駅舎は解体されましたが、現在も必要な信号設備の小屋?と、一部の
線路は残っています。…カナリ草に埋もれた状態ではありますが。
駅前にある住川街道という踏切を渡って東へ少し行くと、国道24号線
に出るんですよ。ココにバス停があるのですが、コレが何と東京行きの
夜行バスも停まるという状況。
…この村の人たちは、バスなら乗り換えナシで東京へ出れるワケです。
その住川街道踏切ですが、スイッチ
バックがあった頃は列車が引込線に
入ると折り返すまで4分程度、遮断機
が降りっ放しになってたそうで、確かに
不便な話ではあります。
現在は廃止されたのですが、ココにも
遺構が残ってると言うか、柵で不自然
に仕切られた先に引込線が残ってる
のが確認出来ますね。
…カナリ小さいですが、当時の画像だとこんな感じです。直進2本が
駅への進入線。左へ反れて行くのが和歌山方向への本線です。
吉野口方向への見た目がこんな感じ。引込線もカナリ削られています。
この区間は20‰程度の勾配が連続してる区間なので、ソコに駅を作ろう
としたらスイッチバックになるのは必至なのですが、蒸気機関車の時代
と違って、現在の電車ではソレほどキツい勾配でもない。
…なのに駅への出入りに時間が掛かるという事で廃止されたようです。
和歌山(五條)方向へは本線を下って行く格好になりますが、こちらも
21‰の勾配です。
スイッチバックに侵入する際、運転士さんは反対側の運転席に移動する
でもなく、窓から後方を確認しつつのバック運転を行ってました。
ソレが危険だという事で、JR西日本の内規が変わった(ちゃんと反対側
へ移動する)のと、線形が複雑なので信号関係のトラブルが多かったと
いうのも、スイッチバックが廃止された理由のようです。
…風情だけで不便なモノを残しておくワケには行かないでしょうからね。
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No.4033 乗り鉄日誌>JR西日本