JR北海道 苗穂工場 ③
2017/11/01(Wed)
…私は飲食店で出て来た料理や食材
というモノは、極力何でも文句を言わず
有り難く頂く事にしておりますが、先程
のジンギスカンに付いてた焼き野菜の
カボチャがコレです。
…殆ど皮じゃないですか?
焼かない状態で見ると黄色いスイカと
間違えそうなビジュアルでした。
単に切り方の問題だとは思うのですが、再考をお願いしたいもんだと
思いますクラ駅長です。
さて苗穂工場です。続いて更に奥へと進むのですが…
レンガ造りの建物は、明治時代から使われている現役のモノだそうです。
確かJR九州の小倉工場も、車窓から少し見ただけなのですが似たような
雰囲気の区画がありますよね。…先日「妻たちの新幹線」というドラマを
見てたら、技術研究所や吹田機関区のロケ地として出てきました。
そしてカナリ無造作に置いてあるのは車輪?これから取り換えるモノだと
思われます。
ついでに言うと、苗穂工場は鋳物の製造に関しても高度な技術を有する
ようで、雪深い北海道で使われるブレーキシューもココで造られます。
…工場そのものの一般公開も、年に何度か行われるようですが、興味は
あるものの、私にはちょっと遠いな。
鉄道技術館の公開日は土曜日という事で、通常の作業はお休みなので
しょう。検査などで入ってる車両はあるものの、動きはなく静かです。
…コノ辺りは「行った日による日替わりメニュー」みたいなモノか?
先述の721系のほか、キハ183系の中間車、キハ182が居ますね。
そして工場への引込線に架線がナイので、電車を入れる時にはDE10
による牽引という事になるようです。
そして敷地の隅の方に珍しい車両を
発見しました。
…コンテナ貨車がそのまま、一回り
大きい貨車?に収納されています。
コレはJR北海道が研究中の「トレイン
・オン・トレイン」というシステムで、
青函トンネルを通る貨物列車を、
一回り大きい新幹線サイズの車両
にそのまま載せて運ぼうというモノ。
コレによって貨物列車でも時速200キロ以上の高速運転が可能になり、
すれ違いの時に生じる風圧による脱線などの危険性も減る、新幹線と
貨物列車が共存しやすくなるのだそうです。
…まだまだ試作段階という事で、前方に付いてる機関車みたいなのは、
イメージ付けのハリボテかと思われますが、今後の展開に期待ですな。
そして保存車両の中で一番のメインとなるのが、このC623号機ではナイ
でしょうか?
…コレを見れただけでも、北海道まで来た甲斐があったというモノです。
現役引退後も「SLニセコ号」として大人気
だった同機ですが、流石に「日本一のデカさ」
なだけに維持費も掛かったのか、持ち主だった
北海道鉄道文化協議会では検査費用を捻出
出来なくなったそうな。
…つまり「SLニセコ号」はアレだけ流行っても
儲からなかったという事ですかね?
今はココで静態保存とされていますが、細部
まで磨き上げられた状態で、火を入れたら
すぐにでも動きそうな感じです。
(足回りとか、触ると油が付く。)
では運転室内に入る事が出来るようなので、続いて細部を見て行く事に
しましょう。
※→次回に続く
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No.3902 鉄道保存施設を探る