可部線 安野駅跡地 ①
2017/06/08(Thu)
樽見鉄道でも、無人駅にボランティア駅長を
配置して町興しの運動が為されてるようです。
…ココでは「市民駅長」というようですが、
車内にソノ紹介が掲示されておりました。
北条鉄道と違い、数が多い上に駅舎すらナイ
無人駅も多いですから、変わったネタ活動と
いうより、構内を掃除したり花壇を整備したり
程度のもんだと思われます。
何れにせよ「駅1つを任されてソノ維持をする」
って、ちょっと憧れるハナシなクラ駅長です。
…ウチの近くのJR桜井線では無理かしらね?
さて可部線です。同線の可部~三段峡は2003年に廃止されたのですが、
一部の駅などは現在でも残ってる。場所によっては、ソレ以上に色々と
見れるかも知れない…というハナシなので、思い付く限り回ってみよう
という趣旨なのです。
そんな感じで広島の市街地から30km程度走って、まずは安野駅の跡地
へと向かいます。
安野駅は加計方面へ向かう県道から少し反れた所にあり、現在は「安野
花の駅公園」という名称になってるようですね。…標識に従って左折。
程なくして低いガーター橋をくぐります。…コレだけ見てると、現役の鉄道
路線と何ら変わりがナイようにすら見えますが。
更に進んだ所から公園の敷地になるようで、線路も一部残ってました。
…しかしコレでは樹やベンチが近すぎて、車両限界として危険でしょう。
「もぅ列車は走らない」という事が伺えます。
という事で駅前に到着。コンクリート製の駅舎は完全に残っており、どぅ
見ても普通のローカル駅の風景ですよね。
駅名看板の字体は、国鉄時代によく見られた感じのフォントです。
…可部線は元々横川から可部までの電化した私鉄だったのが、昭和
11年に国有化され、更に戦後になって段階的に延長されて、最終的
にはカナリ奥地の三段峡まで達した路線です。…最終的には山を越え、
日本海側の浜田まで行きたかったらしいですが。
安野駅は昭和29年に、加計まで延長された時に新設された駅です。
一応、駅前には商店などもあるのですが、人家は少なそうですよね。
廃止が2003年…平成15年だから14年前ですか。カナリ経ってはいる
ものの、残ってる時刻表などは現在と同じタイプなので、ソレほど古く
感じません。
ではまず、この安野駅から可部線跡地の探索を始める事にしましょう。
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No.3756 鉄道廃線跡を探る