前方後円墳を作ってみた ①
2017/06/05(Mon)
久し振りのお泊り旅行という事で、本日は山口県周南市よりお送りして
おりますクラ駅長です。
…場所で言うと徳山駅前のホテルなのですが「徳山市」じゃないのね。
…昨日は可部線の昔に廃止された区間の探索。そして旧加計駅跡地で
動態保存されてるキハ28の復活運転などを見て、更に今年の春に延長
された可部~あき亀山を乗り潰しておきました。
イイお天気の上に珍しいモノが沢山見れて、充実した1日でしたよ。
ネタが枯渇状態ですので、帰ったらすぐにコレの報告になりそうですが。
さて模型鉄です。レイアウトの中心…駅前は商店街にして、ソノ左側の
土地にはお寺を建設するという事で、前回でソレが完成したワケですが、
右側は何にするのか?コレも奈良らしい風景を考えまして…
前方後円墳を配置する事になりました。
…個人的にはもぅ少し小規模な円墳が好きなのですが、古墳の中でも
最も一般的に分かりやすい形状のを敢えて選んでみました。
後円部の丸みが、線路のカーブに沿ってて都合がイイ気もしますので。
形が昔のドアの鍵穴に似てるので、丸い方を上にして描かれるケース
が多いのですが、実は「こっちが後ろ」なんです。
…後円部の丸は、家にあった一番大きな鍋のフタで形を決めたのですが。
という事で位置と大まかな形を決め、まずは周囲の築堤から作ります。
…元は周囲が堀で囲まれていたのですが、長年の間に地元民が水田
にしてしまったり、鉄道開通の時は線路用地として召し上げられたり…
そんなイメージです。
という事で久し振りに発泡スチロールカッターを持ち出し、土台に描いた
大きさに合わせて切り出していきます。…実物と同じように、何段かの層
を重ねるのがイイでしょう。
…そしてココが重要なのですが、大きさの問題というのもあります。
今回作るのは、タテ径が37cmのもの。150倍にすると55.5mになります。
「墓の大きさ」としては巨大なもんですが、実際の前方後円墳ってのは
小さなモノでも200mぐらいになるんですよね。
しかしソレだと古墳だけでレイアウトの全体を占めてしまうので無理。
…調べてみると最小クラスの前方後円墳で、35m程度のモノも存在
する事が分かりました。じゃあコノ程度のがあっても不自然ではナイな。
…ベースが出来たら、土台に置いて大きさを確認してみます。しかし
今回は細かい作業は卓上で行い、完成してから取り付ける事にします。
ソノ方が姿勢的に楽なので。
丸い部分の頂点に被葬者を安置し、四角い部分の上で葬儀をやったと
考えられています。向きは必ずしも北向きとは限らないようですよ。
築造当初は葺石で覆われ、埴輪などが並べられるのですが、1000年
以上の歳月で樹木が生え、普通の小高い丘みたいになっちゃうんです。
…中には地元民が、墳丘を勝手に畑にしてしまうケースもありますな。
そして雰囲気として重要な樹木の
植え方なのですが…たまたま仕事で
南部の方へ行ったので見てきました。
左は実物の前方後円墳、天理市の
崇神天皇陵です。見ての通り、墳丘を
覆う感じで樹木が茂ってますよね。
しかしコレとて200m程度の全長がある
ワケで、樹の高さも相当なモノです。
…要するに髪型で言うとアフロヘアーみたいなもんでして、本体に対して
カナリ盛った状態と言うのかな。コレを模型で再現するには、樹としての
体を為すモノが大量に必要になります。…予算的にも大変だ。
さてどうしたモノか?考えつつ次回に続きます。
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
おりますクラ駅長です。
…場所で言うと徳山駅前のホテルなのですが「徳山市」じゃないのね。
…昨日は可部線の昔に廃止された区間の探索。そして旧加計駅跡地で
動態保存されてるキハ28の復活運転などを見て、更に今年の春に延長
された可部~あき亀山を乗り潰しておきました。
イイお天気の上に珍しいモノが沢山見れて、充実した1日でしたよ。
ネタが枯渇状態ですので、帰ったらすぐにコレの報告になりそうですが。
さて模型鉄です。レイアウトの中心…駅前は商店街にして、ソノ左側の
土地にはお寺を建設するという事で、前回でソレが完成したワケですが、
右側は何にするのか?コレも奈良らしい風景を考えまして…
前方後円墳を配置する事になりました。
…個人的にはもぅ少し小規模な円墳が好きなのですが、古墳の中でも
最も一般的に分かりやすい形状のを敢えて選んでみました。
後円部の丸みが、線路のカーブに沿ってて都合がイイ気もしますので。
形が昔のドアの鍵穴に似てるので、丸い方を上にして描かれるケース
が多いのですが、実は「こっちが後ろ」なんです。
…後円部の丸は、家にあった一番大きな鍋のフタで形を決めたのですが。
という事で位置と大まかな形を決め、まずは周囲の築堤から作ります。
…元は周囲が堀で囲まれていたのですが、長年の間に地元民が水田
にしてしまったり、鉄道開通の時は線路用地として召し上げられたり…
そんなイメージです。
という事で久し振りに発泡スチロールカッターを持ち出し、土台に描いた
大きさに合わせて切り出していきます。…実物と同じように、何段かの層
を重ねるのがイイでしょう。
…そしてココが重要なのですが、大きさの問題というのもあります。
今回作るのは、タテ径が37cmのもの。150倍にすると55.5mになります。
「墓の大きさ」としては巨大なもんですが、実際の前方後円墳ってのは
小さなモノでも200mぐらいになるんですよね。
しかしソレだと古墳だけでレイアウトの全体を占めてしまうので無理。
…調べてみると最小クラスの前方後円墳で、35m程度のモノも存在
する事が分かりました。じゃあコノ程度のがあっても不自然ではナイな。
…ベースが出来たら、土台に置いて大きさを確認してみます。しかし
今回は細かい作業は卓上で行い、完成してから取り付ける事にします。
ソノ方が姿勢的に楽なので。
丸い部分の頂点に被葬者を安置し、四角い部分の上で葬儀をやったと
考えられています。向きは必ずしも北向きとは限らないようですよ。
築造当初は葺石で覆われ、埴輪などが並べられるのですが、1000年
以上の歳月で樹木が生え、普通の小高い丘みたいになっちゃうんです。
…中には地元民が、墳丘を勝手に畑にしてしまうケースもありますな。
そして雰囲気として重要な樹木の
植え方なのですが…たまたま仕事で
南部の方へ行ったので見てきました。
左は実物の前方後円墳、天理市の
崇神天皇陵です。見ての通り、墳丘を
覆う感じで樹木が茂ってますよね。
しかしコレとて200m程度の全長がある
ワケで、樹の高さも相当なモノです。
…要するに髪型で言うとアフロヘアーみたいなもんでして、本体に対して
カナリ盛った状態と言うのかな。コレを模型で再現するには、樹としての
体を為すモノが大量に必要になります。…予算的にも大変だ。
さてどうしたモノか?考えつつ次回に続きます。
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.3753 バーチャル蔵部駅