新・駅長日誌

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SLやまぐち号② 機関区?Ⅰ

2016/10/27(Thu)

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ある日近鉄奈良から京都行の特急
乗ろうとしたら、ホーム側のカーテンだけ
1編成丸ごと閉まってるんですよ。

午前中奈良から京都へ行こうと
すると、確かにこっちが陽の当たる側
ではあるのですが、当日は特に陽射し
キツくない曇天でした。しかも座席が
最初から前を向いてたので、西大寺
車庫から出てきたばかり
の電車です。

理由を色々考えたものの、全く分からないクラ駅長です。何で?

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さて津和野です。SL「やまぐち号」午後便に乗る
まで2時間弱の時間があるので、益田方向にある
転車台を見に行く事にしました。
 
Googleの地図で見ると、名所旧跡を表す地図記号
「∴」で示されています。

そして航空写真を表示してみたら、転車台の北側に
特異な形の土地がありますね。明らかに扇形車庫の
土台の跡
でしょう。コレは面白い。

土地の中心方向に点々と並んでる長方形の物体
最初は車止めかと思ったのですがベンチでした。
つまりココが「見学場所」として機能してるらしい。

元はココに津和野機関区があり、何両かの蒸気機関車が居た筈です。
扇形車庫いつ無くなったのかは、ちょっと分からないのですが。

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という事で、早速近くまで行ってみました
お昼過ぎに上りの「やまぐち号」で到着したC571が整備を受けてます。

新山口から津和野までが片道約63kmでしょ。詳しい仕様は分からない
のですが、恐らく石炭はコノ距離だったら往復行けるでしょう。
蒸気機関車はソレ以上に水を大量に消費するので、主に給水の作業
をするのだと思われます。

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…近くで見ると、やはり圧倒される大きさに感じますね。車両限界って
モノがあるから、一般的な電車などとそんなに変わらない筈なのですが。

メカむき出しの車体大きな動輪、で大音響を上げて走る所が、蒸気
機関車の力強さとして象徴されるワケですが、ソレで現在の電気機関車
などと比べて全くの非力であるという悲しい現実があるんだよな。

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そんな感じで整備を終えてそろそろ時間になったようで、C571
バックで転車台に乗り方向を変えて津和野駅の方へ戻ります。

…さっきは煙突の上のフード分からなかったのですが、以前にあった
集煙装置が外されていますね。この方が原型に近いスタイルでしょう。

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…ソレにしてもこの転車台サイズがギリギリと言うか、車体長でなく
ホイルベースに対して前後に数センチずつの余裕しかナイんですな。

一発で停止位置を決めるには、カナリの技術が必要かと思われます。

午後の上り便にした事で、この転車台の作業が見れたというのは
大きな収穫でした。
「やまぐち号」に乗る方には、この転車台見学も是非オススメですよ。



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No.3532 乗り鉄日誌>JR西日本