名寄本線 キマロキ編成 ④
2016/10/04(Tue)
…我が家で使ってるデスクトップPCが
段々と古くなり(Windows Vista)、対応
しないアプリケーションが増えてきた
ので、遂に休車状態となり、暫定的に
旅行用のノートPC(Windows 10)で代用
しておりますクラ駅長です。
このまま誤魔化すか、新しいのを買うか
迷う所ですね。
…新しく欲しいやつが大体7万円ぐらいです。木村イベントへの参加を
自粛してるので、結果的にお金の余裕はあるのですが。
さて名寄のキマロキ編成ですが、3両目の「ロ」の途中でした。
…私は昔から、この手のロータリー車の動力ってドコから来てるのか?
が疑問だったんですよ。内燃機関のない時代で、アレだけ大きな回転翼
を回すのに、ダイナモ発電機で事足りるワケはナイし…。
車体の中に、蒸気機関車と同じようなボイラーが入ってんのね。
罐の焚口やら加減弁?に似たレバーなども同じ感じです。そして後部
にはコレまた、蒸気機関車と同じような炭水車がくっ付いています。
罐を焚いて得られる蒸気の力を、走行ではなくてロータリーの回転に
使うというワケなんですね。…だからコノ当時の雪かき車は全て、自走
出来ず貨車と同じ扱いになります。なるほど。
そして最後にもう1台の「キ」…D51ですがコレでキマロキ編成の完成。
と思ったらオマケがありました。実際の運用では、キマロキに緩急車を
1両プラスして、作業員の輸送や作戦本部のような使い方をしたとかで、
ソレを再現して全部で「キマロキヨ」という並びになっていました。
…ちなみにキマロキ編成でも歯が立たないぐらいの豪雪になった場合、
ウィキペディアによると「ロキキマロキ」とか「ララキマロキラ」とか
コレを上回る重装備な除雪列車も存在したそうな。
現在は、保線用のモーターカーをベースにした小型でも強力な除雪車
が出回るようになり、除雪専用の貨車や機関車というのは少なくなった
ようですので、名寄のキマロキ編成は貴重な資料と言えるでしょうね。
しかしコレらの除雪車って、機関車と同じように向きが決まってるモノ
でしょ?…折り返す時は1両ずつ転車台で向きを変えて、また組み直す
しかないワケで、大変な手間だっただろうと思います。
…暫し時を忘れて見入っておりましたが、横を通る宗谷本線の列車に
気付いて現実に戻りました。そろそろ帰らないといけませんね。
歩いて名寄駅に戻り、旭川行きの快速「なよろ8号」に乗ります。
全部で1時間30分ほどの名寄滞在だったでしょうか?
快速「なよろ8号」(右)は、稚内からの4326D(左)の接続を待って発車。
快速「なよろ」は4往復の全てが下りが概ね午後、上りが午前中から午後
の早い時間(コレが最終)の運転なので「名寄の人が旭川へ行くため」の
列車だというのが分かります。
ではこの快速「なよろ8号」で旭川へ戻る。…のではなく、途中下車して
次の目的地へと向かいます。
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