新・駅長日誌

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達したため、更新を停止致しました。

餘部橋梁 ②

2015/11/19(Thu)

…仕事で関西屈指の高級住宅街である芦屋の麓々荘へ行きました
クラ駅長です(奈良から16,000円ぐらい)。

ぃゃまぁ、やはり別世界と言いますか、夜だったのでよく分からんの
ですが、「ぇ、コレって普通のお家ですか?美術館とかじゃナイの?」
って感じのお屋敷が其処彼処にありまして、お客さん曰く「150坪以下は
(建築を)許可しない」んだそうです。

「ココが歌手の○○さんの家、ココが野球選手の××さんの家。」
って感じで、逐一解説されてしまいました
…恐らくソノ人の「タクシーに乗った時の持ちネタ」なんだと思われますが、
溜息が出るだけでしたね。

さて餘部橋梁です。餘部駅に隣接する旧橋梁を残した「空の駅」を見学
しましたので、次は下(地上)へ降りてみます

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案内図には、有名な撮り鉄スポットも記載されてます。コレも後で見に行く
事にしましょう。…無料レンタルの杖もありましたが、私は要りません

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…下から見上げると、やはり重厚な造りです。
幾何学的な美しさと、明治の技術者たちの心意気を同時に感じました。

完全な形で残されてるのは3本ですが、他の何本かも土台部分
モニュメント的に残してあり、下が公園になっています。

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…間近で見ると、こんなにデカいのか。東屋が1つ収まってますな。

現役の頃に、下まで車で行ったことは何度かあるのですが、当時はまだ
保安的な理由橋脚の真下までは行けなかったように思います。

そして、よく目にしてた「山陰本線 余部橋りょう」という字が書いて
ある部分の橋桁も、切り取ってそのまま展示されていました。

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で、忘れちゃイカンのがコレです。
国鉄の最末期、昭和61年に起きた、お座敷列車「みやび」転落事故…。
(確かソレ以前にも何度か落ちてるでしょ?)

直下にあった工場の従業員列車の車掌犠牲になったという事で、
慰霊碑と観音様が建設されています。
…観音様の目線が旧橋桁に向いてるのが何とも意味深ですが。

色々と不幸な要因が重なった事故でしょうが、後の教訓として今では
ライブカメラが設置されたり、列車を止める基準となる風速の数値も
見直されたりしてるらしいです。

しっかりお参りしておきました
…では続いて、道の駅などの施設を見てみる事にしましょうか。

→次回に続く



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No.3189 鉄道保存施設を探る