大仏鉄道廃線跡めぐり ⑤
2015/09/07(Mon)
北海道の乗り鉄の初日が終りまして
本日は2日目。留萌市よりお送りして
おりますクラ駅長です。
去年の夏の18シーズンで、台風の
ために急遽変更となった留萌本線を
完乗です。
…ココも廃止が発表されましたね。
「だから来た」という事じゃナイですが。
さて大仏鉄道ですが、加茂からずっと山の中を歩いてきて、そろそろ
現代の住宅地なども見える風景、廃線跡も道路として再利用されてる
箇所に入ってきました。
続く松谷川隧道は、この辺に展開する住宅地、梅美台と州見台を分ける
南北の道路の下にあるという事で…これから見に行く方(居るのか?)
のために行き方の紹介も添えておきます。
南端の梅美台西の交差点の北西角に交番があるのですが、ソレの裏手
に畑へ降りる階段があります。…ソレを降りて北の方向へ道なりに行くと
道路の築堤の下に、フェンス製の扉が付いたレンガ造りのポータルが
見えますので、ソレが松谷川隧道です。
先述の通り、この上の道路は仕事で毎日通るような道なんですが、
こんな遺構があるとは初めて知りました。
2色のレンガを交互に
配置して、デザインに
変化を持たせてある
という、凝った造りです。
色の変化は焼く時の
温度の差によって
生じるモノらしいの
ですが。
そして説明によると
ココは水路のトンネル
のようですね。
トンネルの両サイドと、真ん中に見える棒のような部品に板を渡して
人が歩けるようにもなってたらしいですが。
ホントにこんなモノが鉄道の施設としては9年間しか使われなかった
という事が不思議な気がしました。…勿体無いハナシですね。
梅美台西の交差点を過ぎると西側に奇抜なデザインの建物が見えます。
…テーマパークのお城か何かと間違えそうなもんで、知らないお客さん
からも「アレは何だ?」とよく聞かれるのですが、表札にあるように
木津川市の配水池…要するに浄水場の施設なんですよ。
大仏鉄道とは特に関係ありませんが、ソノ前を走ってたという縁からか
イラストを添えた簡単な説明看板があります。
最初に見た公式の案内図にもあるように、どうやら赤い色の蒸気機関車
が走ってたというのが、共通したイメージのようですが、まだまだ
カラー写真のナイ時代の事、物証のようなモノは見つけられてません。
参考…木津川市観光ガイド>観光スポット>大仏鉄道
http://www.0774.or.jp/spot/daibutu/index.html
⑫ 松谷川隧道
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No.3116 鉄道廃線跡を探る