新・駅長日誌

このブログは画像容量が限界に
達したため、更新を停止致しました。

ある意味「バーチャル蔵部駅」

2012/02/24(Fri)

まだ薄暗い田舎道を走る軽自動車、一組の若い夫婦が乗っている。
車は、まだ街灯が点いたままの駅前広場を通りを抜け、
駅舎の横にある駐車スペースに入る。彼らが車を駐めた横には、
中古タクシーを流用した黒いセダンが置いてある。

「じゃあな。」
作業着姿の夫、康ベェは、小さな鉄道会社、「結界高原鉄道」の車両整備士。
「にょ。」
妻の亜斐梨は、この終着駅、「蔵部駅」に勤務する駅員である。

始発列車の仕業点検に車庫へと向かう夫と分かれ、亜斐梨は駅舎裏の
通用口を開ける。駅舎内の仮眠部屋は、他に使う者がいないので
数年前から駅長が私物化して住み着いているのであった。

「ぉはょごじゃ…ちっ、またかよ。」
駅長は部屋の電気を点けたまま、パソコンの前に突っ伏して眠っていた。
RailSim2のプラグイン作りで徹夜した様子だ。
卓袱台の上には、夜食にヤキソバでも作ったんであろうフライパンが
古い時刻表を敷き台にして置いたままになっていた。

車庫では、康ベェが車両の台車などをハンマーで叩きながら、
仕業点検を始めていた。
「カン・カン・カン…」澄んだ音が響く。…異常は特にない。

「えきちょー、起きるにょー。朝だにょー。」
無意識に卓袱台のフライパンを手に取りながら、背後から
駅長の身体を揺すって起こそうとする亜斐梨。
「ん?ぬぁぁぁぁーー。…え、もうそんな時間?」
駅長は固まった身体を伸ばすように、大きく手を広げた。

「カン・カン・カン・カン・バコン!!」
(ん?今の何?ってか俺じゃないよな。)
妙な音が気になった康ベェは、音がした方向…駅舎へと向かう。

「何するにょーー!!」
…大きく広げた駅長の手が亜斐梨の太股に触れた瞬間、駅長は
亜斐梨のフライパンで張り倒されて、部屋の反対側まで飛ばされていた。

「おい、今の音…あっ、お前またやったな。」
「ごめーん、力入りすぎたにょ。…えきちょー、生きてるー?」
「ったー…ぃゃワザとじゃないんだからさ、加減ってモノを…。」
「駅長、ダメですよ。こいつにフライパン持たせちゃ…大丈夫すか?」
「んー、でもしっかり目ぇ覚めたわ。よーし、今日も駅、開けるかな。」

→(♪オープニングテーマ)


連ドラ化(何を?)するなら、第一話の冒頭はこんな感じです。
ってか断片的にしか思いつかないので、完全シナリオ化は無理ですが。

昨日、書くのを忘れてましたが、昨日はタカオ先輩の誕生日でした。
おめでとうございます。…私の元の結婚記念日でもあるのですが。

20120224.jpg
…引き続き、カラオケDVDの製作
を続けてた無職まっしぐら
クラ駅長です。

「TRAIN LOVE」は通勤電車を
舞台にした曲(だと思う)ので、
それらしい簡単なセットを幾つか…
東京にありそうな風景?

…と、木村鉄道には通勤電車がない
ので再び2000系を塗ってみました。

やっぱり微妙だなあ。使うかどうかは決めてません。でもさあ、
近鉄8000系を同じように塗ったら、どう見ても「鮮魚列車」
なったんですよ。アレはキモすぎた。
ってか初期のだからアラも目立つし…いつかリメイクしないとね。

No.1825 バーチャル蔵部駅