新・駅長日誌

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ウィルバー

2010/05/23(Sun)

ここ最近の宮崎県の騒動を見聞きして思い出した話。
高校の時に英語の教科書で読んだやつなんですが…。

① どっかの田舎で、畜産業をやってるお家があった。
② 主に豚を飼ってるのだが、ある時、未熟児みたいな子豚が生まれた。
③ とても成体にまでは育ちそうにないから処分しようかという話になった。
④ その家の小さな女の子が、両親に「可哀想だから助けて」と懇願。
⑤ 自分が責任を持って育てるからという事で説得し、何とか許しを貰った。
⑥ 女の子は子豚をウィルバーと名づけて、大切に育てた。

…と、ここまで。
一応のハッピーエンドみたいな事で終わってるワケなんですが、
ちょっと待てよ。

この家では、豚をペットとして飼ってるワケではないんでしょ?
畜産農家なんだから、行く行くは売られていく運命にあるワケです。

この子がウィルバーを育てて、立派に成長したとしても結果は同じである。
ましてや、こんな事を発想する女の子だったら、
その時になってまた一悶着あるのは目に見えてます

英語の教科書なんだから、文法とか表現法とか、そういう勉強をするための
題材であって、内容についての感想は求められなかったもんで
何か後味が悪いと言うか…

牛や豚とて生き物には違いないですが、
その辺の感情は割り切らないといかんのかも知れませんね。

ってか人間が食っても害はないんだったら
大安売りで売っちゃう事は出来んのか?

No.1183 下らない思い出シリーズ