新・駅長日誌

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「温情停車」について考える

2010/02/12(Fri)

そろそろ受験シーズンという事で、毎年この時期になると出てくる話題
ですが…受験生が乗る電車を間違えて、本来通過する筈の駅を
乗務員さんの「温情」によって停車して間に合ったとか言うアレです。

世間的には「美談」とされがちですが
私はあんまりいい事だとは思いません。

受験(特に大学)ってのは、会場の場所やそれに至る交通機関
行き方や時間まで調べて、ホントに心配なら下見までするぐらいでないと
いけません。それも受験勉強のうちである。

東京都立大学だったかな?何処だか忘れたけど、学校が移転して
駅名だけが残ってるやつがありますよね。
で毎年毎年、当日に間違えて来る受験生が後を絶たないそうな。
お前らは自分が行きたい学校の場所も分からんのか?

昨今だったら、長岡から輪島までトラックに乗せてもらった親子
の話が有名ですな。

雪で夜行列車が止まってしまった事情は仕方ないし、
運転手さんはホントにいい人(多少そんな自分に酔ってるかも)
なんだろうが何でそんなギリギリの計画を立てるのか?
雪深い土地なら尚更である。早めに行って泊まればいい。
んでまた距離にして300キロぐらいあるらしいんですが、
何で駅を出て徒歩で行こうとする?
事情を話して後日払いでタクシーに乗るとかないの?

件の女の子は、めでたく合格したらしいですが、
当日の作文試験にその事を書いたというウワサもありますな。
…学校側にしたら、そんなのを落とすワケにはイカンだろう

はい、これもあんまりいい事だとは思いません
ここを見る人に受験生はいないでしょうが、皆さん(私も含む)
お子さんの受験の際には充分に下調べをして、
余裕を持って行動しましょう。

No.1083 ○○について考える