長浜鉄道スクエア ⑤
2017/02/25(Sat)
三岐鉄道(旧近鉄)の北勢線には、かつて
このような駅が存在しました。
漢字表記では「北大社」「六把野」となります。
三岐鉄道移管後の2005年に、合理化によって
両駅が統合された現在の東員駅が開業し、
北大社は信号場として残ったものの、六把野
はなくなってしまったのです。
コレを知った時(つい最近)、凄く残念に感じ
ましたクラ駅長です。
…何が残念って、読みが「ぱのろ」に非常に
近いじゃないですか!
社長に教えてあげれば喜ぶ所かも知れないのに。
…私は今でも、猫2匹の心配だけは常に意識してるんですよ。元気かな?
さて長浜鉄道スクエアです。長浜鉄道文化館を見ておりますが、続いて
2階にジオラマスペースがあるという事なので行ってみましょう。
やはりコノ手の展示品となるとHOゲージですね。階段を真ん中に、
エンドレスのレイアウトが作られており、長浜駅と思しき駅があります。
…最近はもぅ、駅や留置線の作り方、山やトンネルなどの処理方法を
メインに見る目線になってきましたが。
…駅前にあるボタンを押すと列車が走るようです。
並んでるタクシーが1台だけ妙にレトロなのが気になる所ですが。
盛大にブレましたが、C56と12系客車だから「SL北びわこ号」かな?
自動運転のプログラムが組まれてるようで、2周ほど走ったら終了。
…こういうのもカネを掛ければ可能なんだよね。
続いては長浜鉄道文化館の向かいにある北陸線電化記念館です。
周知の通り日本には、東日本が50Hz、西日本が60Hzと2種類の交流
電力が存在します。昭和32年、時を同じくして東は仙山線、西はご当地
の北陸本線で、交流電化による鉄道の営業が始まりました。
…だから北陸本線の歴史は、感覚的に半分ぐらいは交流電化の歴史
であるとも言えるでしょう。
ココでは電気機関車の大多数である直流機関車は無視され、交流と
交直流がメインという不思議な展示になってました。
昭和36年にデビューした60Hz専用の交流機関車EF70型は、国鉄時代
は北陸本線のヌシのような存在でしたが、湖西線の開通とともに増備
された両用タイプのEF81に主役を譲り、現在は静態保存車もごく僅か
だと聞いております。…ココでもプレートだけが残されています。
しかしココには交流電化開業の時に導入された初代60Hz交流機の
ED70型の実物があります。実車のメイン展示物という事になりますか。
ラストはソレを見学して帰る事にしましょう。
※→次回に続く
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No.3653 鉄道保存施設を探る