札幌市 交通資料館 ③
2016/10/17(Mon)
…旭川から乗った特急「スーパーカムイ」
で、特急券に貰った検札印が、このような
デザインをしておりました。ドコか他の地区
でも見たような気がしますが。
こう言うのは楽しいですよね。
乗務区ごとに「看板列車」というのは
存在すると思いますので、是非とも各地
でオリジナルのを作ってPRして頂きたい
と思いますクラ駅長です。
さて札幌市の交通資料館です。
続いては札幌の地下鉄の、開発の歴史について勉強して行きましょう。
…ご存じのように札幌の地下鉄は、
コンクリートの軌道の上をゴムタイヤで
走ります。
法的には鉄道なんですが、今で言う
「新交通システム」に近いもんだと
私は思ってるのですが、コレだけ大きな
車両になるのはココだけだし、勿論
開通当時は日本で唯一の存在でした。
まず「コンクリートの軌道をゴムタイヤで走る鉄道」を作るなんてのは、
当然に未知の領域ですから、何度も試験車両を作って実験を繰り返す
ワケでして…。
最初は左のように、廃車になったバスにソレ用の台車のようなモノを
取り付け、一周何百メートルかのテストコースを作って実験スタート。
確か模型のようなエンドレスの線路だったと聞いた事がありますが。
そして次の段階で、ようやく専用の試験車両(右)が登場。…しかしまだ、
現在の地下鉄とは程遠い形をしていますね。
…コレの実物が高架下にありました。「はるにれ号」と言います。
車体は乗ったものの、地下鉄というよりでっかいロープウェイみたい。
ココまでは「軌道&ゴムタイヤ」のテストなので「はるにれ号」も動力は
ガソリンエンジンなんですよ。カナリ慎重に段階を踏んでますね。
そしていよいよ、実際の地下鉄と同等の走り装置を持つ次の試験車両
が登場。「すずかけ号」です。勿論電車と同じく電気で走ります。…が!
コレ、明らかに見た目的に退化してませんかね?下回りに力を入れ
すぎた結果、車体が適当になっちゃった感じがするんですが。
ともあれコノ「すずかけ号」によるテストの結果、めでたく現在の技術が
確立され、ゴムタイヤの地下鉄が世に出る事となりました。
…下が覗けるので、台車の形状がよく分かります。ってか、砂利の地面
に直置きってのは可哀想でない?線路付けてやれよ。
そしてまた「エラい所に置いてあるなあ」という印象を受けます。
梁の高さもギリギリだし、周囲の道路もそんなに広くナイのに、どうやって
入れたんでしょう?そっちの方が興味ありますわ。
※→次回に続く
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No.3522 鉄道保存施設を探る