三笠鉄道村 ②
2016/10/10(Mon)
…ある日旅先のホカ弁屋で商品を注文
して出来上がりを待ってたら、店のテレビ
で「新婚さんいらっしゃい!」をやってた
んですよ。
40歳の男性と52歳の女性の新婚さん
という事で、ソノ年齢を聞いて司会の
文枝師匠がお約束の通り、椅子ごと
ひっくり返ってたワケですが…
その男性の方が渡辺さんにソックリで! 私が椅子ごとひっくり返りそうに
なりましたクラ駅長です。…てか私はテレビそのものを日ごろ殆ど見ない
のですが、こんな番組まだやってたんですね。結婚率も落ちてるだろうに。
さて三笠鉄道村です。入るとすぐに、保存SLの出発時刻だという事で、
まずはココから見て行く事にしましょう。
元々ココにあった幌内駅は、幌内線の三笠からスイッチバック式に分岐
した支線の終点で、旅客営業が行われていたのは昭和47年までの事。
以後は昭和62年の廃線まで貨物駅だったので、時刻表の索引地図には
載っていません。
車掌役のおばちゃんから乗車券を購入。1回300円です(土日のみ運転)。
ちなみに村内の屋内展示施設である「鉄道記念館」は入場料(1回530円)
が必要ですが、屋外の展示物を見るだけなら無料のようです。
さてその保存SLですが…
S-304号という、国鉄で言うとC12ぐらいの大きさのタンク機関車で、
昭和14年の製造です。元は室蘭市の製鉄所で構内作業に使うために
製造されたそうな。…地方の工場の専用線などでは、この手のSLが、
結構最近(国鉄蒸機の引退後)まで走ってたらしいですね。
…で「テツゲン」って何よ?
反対側のタンクには「スクーコは房暖」…ぁ「暖房はコークス」か。
コークスってのは分かります。石炭を高温で蒸し焼きにして、燃料効率
を更に高めた物質の事…昔はストーブなどにもよく使われてました。
どうやら「テツゲン」という燃料会社の広告のようですね。検索したら
ソレらしいのがヒットしました。…でも脈絡なさすぎない?ちゃんと
「広告してる意味」というか、ソレなりの費用対効果はあるのかしら?
→http://www.tetsugen.co.jp/products/cokes.html
ともあれ乗車です。日曜だってのに空いてまして、私一人の貸切でした。
客車は古い無蓋貨車を改造した、ホントのトロッコですね。
小さな機関車なのに「いっちょ前」と言うか、大型テンダ車みたいな
重低音の汽笛が鳴りました。
車窓には側線に並ぶ展示車両が見えます。後で細かく見て行きますが。
線路が単線になった辺りからが本線なんでしょう。暫く走って全部で
片道数百メートルの感じでした。…後述しますが、ココから先は別の
トロッコ鉄道で来る時に見えた「クロフォード駅」まで行く事も出来ます。
こっちは数キロありそう?
帰りは車掌役のおばちゃんの誘導でバック運転。往復で数分の乗車時間
ではありますが、思いがけずSLに乗れて良かったです。
でコノS-304号機は、体験運転も受け付けてるそうで、見ていると定時の
運転時間以外にお客を乗せずに往復してる事がありました。
…非常にやってみたいのですが、ちょっと遠いのが難点でしょうか。
では続いて、屋外の展示車両から見て行きます。
※→次回に続く
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No.3515 鉄道保存施設を探る