豊後森機関庫公園 ①
2016/07/28(Thu)
…コレは最近、営業車に装備される
ようになったカーナビなのですが、
どうも自分と性に合わないと言うか、
頓珍漢な指示ばかり出すので困って
おりますクラ駅長です。
…お前はソコまでしてでも
右折したくナイのか?
当たり前のハナシですが、こんな短距離をナビで検索して行くという
状況は普通はありません。
このナビがデジタル無線機と連動してて、配車の指示が来るとソノ
お迎え先とルートが、自動的に表示される仕組みになってるんですよ。
別に無視して走ればイイ事なのですが、やはり地味にムカつきますね。
さて九州です。別府から由布院を経由して、豊後森にやってきました。
今回はまず、ココに残る豊後森機関区跡地の扇形車庫と、最近
オープンしたミュージアムを見てみようという事で…早速移動します。
駅前から線路と平行した道路を大分方向へ少し歩くと、案内看板があり、
ソレに従って右へ折れ、踏切を渡ると元の機関区の敷地に入ります。
…正式には豊後森機関庫公園というようですね。
踏切の広さとしては自動車も可能なようですが、通常は通行止め。
車の場合は駅に隣接した町営の駐車場に入れるのがイイでしょう。
SL時代の写真展示と、駅を左手に見つつ踏切を渡ります。
豊後森機関区は、久大本線が全通した昭和9年に開設され、昭和45年
の無煙化まで使われていました。
廃止後も扇形車庫とターンテーブルが残っており、平成18年に玖珠町
に買い取られたあと、公園として整備されている場所なんですよ。
前回、久大本線の乗り潰しで来た時は、車窓から見ただけでしたが、
ようやく来る事が出来ました。
…建物の老朽化に伴い、現在は立入が禁止されていますので、コノ
位置からしか見れないのですが、車庫数が13あるカナリ規模の大きい
扇形庫ですね。
どう頑張っても全体が写せないので、またパノラマもどき写真で…。
線路は全て外されていますが、ターンテーブルは遺構とブリッジも
そのままです。
昔はココまで車で入れた時期もあったようで、愛車をコノぐらいの位置
に駐めて写真を撮ってる人のサイトを見た事もあるんですが…無理か。
扇形庫の建物は平成21年に近代化産業遺産、平成24年に有形文化財
としての登録を、それぞれ受けました。
…全ての線路がなくなって、殆ど「遺跡」に近いような状態になってる
所や、割れた窓ガラスが修復されてナイ所などに、表現し難い哀愁を
感じますね。
では続いて、公園内の他の施設などを見に行きましょう。
※→次回に続く
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No.3441 鉄道保存施設を探る