小松市 ポッポ汽車展示館 ②
2016/07/07(Thu)
…続けて若桜の「こぼれネタ」ですが、
若桜駅の駅舎横に、このような乗り物
があったのも確認しましたクラ駅長です。
流石はSLとDLの体験運転が出来る駅
ですね。対象年齢に満たない子供さん
のフォローもばっちり!
…しかしコレ、に限らずコノ手の遊具
って、いつも微妙に間違ってますよね。
恐らくは遊具メーカーの人が、ソレなりの資料を見つつ大体のイメージ
で作った感じだと思うのですが、やはり気になります。
本物のディテールは無理としても、例えば「トレインショーティー」
みたいにリアルな外観で車体長だけ縮めたモノは出来ないのか?
…あれば「大きなお友達」も喜ぶと思うのですが。
さて小松市です。尾小屋鉄道の終点だった場所の近くにある「ポッポ汽車
展示館」を、引き続き見学して行きましょう。
先述の5号蒸気機関車とタテ並びで、気動車が1両とオープンデッキの
客車が1両、保存されています。
…気動車は間に挟まってますので全体が撮れないのですが、キハ3
という名称のモノ。元は静岡県の遠州鉄道奥山線(現在の遠州鉄道
とは別モノ)を走ってました。
…遠州鉄道での番号が「キハ1803」というらしいのですが、切り文字
ナンバーの「180」の部分を塗りつぶして、「3」だけ残してあります。
どうやら現役時代からコノ表記だったらしい。…何とお手軽な。
そして保存会の皆さんによって塗装がキレイに塗り直されてます。
…しかし色が時々変わるらしく、同団体のサイト(後述)によるとコレは
「1970年代初期バージョン」だそうな。だから検査表記もソレに近い
昭和44年なんでしょう(廃線は昭和52年)。
…扉に鍵がナイので、車内も見てみましょう。まぁ至ってシンプルな感じ?
分かりにくいですが、床下にエンジンがある部分は床に段差があります。
この車両も動態保存車で、月に1日程度、公開日を設けて運転されてる
ようですが、この日は平日でお休みでした。
展示館のホーム側の壁は、ミニ資料館のような状態になってて、当時の
写真やら鉄道備品の展示があります。
年表によると尾小屋鉄道は最初、鉱山鉄道としてスタートしたので、
会社名はソノ鉱山の代表者の名前そのままに「正田順太郎経営軌道」
と言ったそうな。…ある意味「木村鉄道」以上ですね。
そう考えると、鉄道って他の業種と違って、経営者や創業者の名前が
付いてる会社は少ない(ない?)気がしますが。
…例えば東急が「五島電鉄」、阪急が「小林鉄道」…やっぱり変か。
所で資料館の周囲にも、色々と線路のようなモノがあるのが、さっきから
気になってるのですが、アレは何なんでしょう?
※→次回に続く
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No.3420 鉄道保存施設を探る