土居原ボンネット広場
2016/07/02(Sat)
…ほぼ毎年恒例となりつつある「9月に北海道」
ですが先日、行きたい所をリストアップして行路を
組んだら、またしても勢いでホテル・レンタカー・
帰りの飛行機まで押さえてしまいましたクラ駅長
です(列車は一ヶ月前としてまだ)。
今回はもぅ乗り潰しは完了したので、列車移動は
可能な限り特急(北海道フリーパスを使う)にして
気になる鉄道保存施設を回ってきます。
…と、北海道新幹線と札幌市電の延びた部分ね。
(社長対策のため、詳細は事後報告とします。)
さて新たな旅の報告ですが、5月の下旬頃になりますか。日帰りで
石川県の小松市に行ってきたんですよ。コレも保存施設巡りですが、
まずはココからスタートです。
JR北陸本線の小松駅に近い、土居原ボンネット広場という公園です。
…関西方面から北陸本線に乗ると、小松駅を発車してすぐの左側に
見えるんですが、以前から気になっておりました。
広々とした近代的な公園に、ボンネット型の特急電車がどーん!
私が子供の頃は当たり前だった車両が、そろそろ公園で静態保存
されつつある。…という事に歳を感じたりもします。
ココに保存されているのは、国鉄489系特急電車の先頭車。クハ489の
ボンネットタイプ(って事は初期型か?)の車両です。
上の画像の枕木を使った標柱や、車輪オブジェに記されてる文字が
何気に「国鉄フォント」なのが細かい演出ですな。
…ボンネットには確か、車内供給用の電気を賄う発電機が入ってたと
思うのですが、このような贅沢な間の取り方をした車両ってのは、
もう現代では作られないでしょうね。
489系ってのは、基本的には特急型として数多い485系と同じ電車なの
ですが、碓氷峠でEF63型との協調運転が出来るように製造(又は改造)
された車両です。
…というのは、私と同世代の鉄ヲタならソラで言える知識でしょう。
485系と混ぜて使う事も出来ますが、485が1両でも入ると協調運転は
出来なくなるんだそうな。
本来の目的で使われるのは上野~金沢の特急「白山」などですが、
国鉄時代の広域運用のハナシです。間合いで「雷鳥」「しらさぎ」として
金沢以西でもよく走っておりました。
日曜日などを中心に、日時を限定して車内も公開されてるようですが、
平日なのでお休みでした。もしかして「回送」はソノ意味?
外から見れる範囲で観察した所、車内はグッズや写真、プラレールなど
で溢れてる感じです。…ボンネットと貫通型が双方に混在する「凸凹編成」
が再現されてますね。
今では線路も高架になり、走る車両も
すっかり様変わりした北陸本線。
新幹線が金沢まで延びて、何となく
中途半端な印象になった特急列車を
ココから見つめるクハ489。
…という絵を撮りたかったのですが、
下りがナカナカ来ないので、面倒に
なって諦めた図。別にいいじゃない。
という事で今回は「もどき」で来ておりますので、ココから少し戻って、
次の目的地へと移動します。
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No.3415 鉄道保存施設を探る