新・駅長日誌

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社員旅行2016夏⑤ 起床装置体験

2016/06/10(Fri)

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前回の記事は、エンジンつきの軌道
バイクのお話でしたが、先日訪れた
熊野市紀州鉱山トロッコ電車にも、
「レールマウンテンバイク」なるモノが
存在しました。

写真で見た感じ、保線用ではなくホント
「自転車」そのものを、台枠に取り
付けた
乗り物のようです。

どうやらコレに限っては予約制のようで、 ダイヤの間を縫って
(というほど密でもナイけど)トンネル内を走行するようですね。

やっぱりコレは1人で乗るより社長とタンデム走行でしょ。
実現する日来るのでしょうか?クラ駅長です。

さて社員旅行ですが、引き続き智頭急行の大原車両基地ですね。

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次は屋内にある乗務員さんの仮眠スペースで、アレを見せて頂く事に
なってます。車庫の建物の2階仮眠スペースがあるという事なので、
案内に従って階段を登りましょう。 …ぁ、今回パスワードなしね。

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まずココには全部で5つ(だったと思う)の部屋があり、それぞれに
2段式のベッドが置かれておりますが、使う部屋乗務する行路
よって決められています。

…例えばコノ760D~720Dというのは、時刻表によると前日の21:39
智頭から到着する最終列車が760D、で翌日の5:32に出る上郡行きの
始発列車が720Dという事。

起床が4:54(微妙に中途半端な時刻だが)って事は、発車の36分前
って事でしょうか?勿論、始業点検や乗務点呼があるんでしょう。

…そしてアレとは起床装置の事です。

鉄ヲタの皆さんなら大抵は周知の事でしょうが、鉄道の運転士さん
絶対に寝過ごしてはダメなお仕事ですから、特殊な装置を使って
時間になると100%間違いなく起こしてしまう仕組みが必要なんですよ。

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そしてコレが起床装置の本体です。

…実際はコノ上から敷布団を敷いて使うそうですが、目覚まし時計
似たタイマーに空気の入る袋?が繋がっており、セットした時間に
なると膨らむという事ですな。

空気の力で身体が持ち上がるワケですから、コレは寝てられませんわ。

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そんな感じでコレも1人ずつ体験出来るのですが、最も顕著な例
として、またピカチュウをモデルに見てみましょう。

コレだけの巨体が持ち上がるんですから、カナリのパワーです。

実際にココの会社にも体重100kg超の運転士さんが居るらしいの
ですが、いつも正常に作動してるとの事です。

まぁ私らはココに寝転んだだけで、実際に睡眠を取ったワケでは
ありませんので、逆にマッサージのような心地よさを感じてしまった
ような気がせんでもナイのですが。

と、基本的には1日1回膨らますモノを、みんなで連続して使ったから
機械が疲れのか、ちょっと足らない感じのもありました。

翌日以降の実用影響が出てなければイイのですが。

いやあ、コレまた珍しい体験が出来ましたね。ちなみにコレの価格
1台10万円前後だという事です。
そんなに高くナイですから、朝どうしても起きられない人個人買い
で所有してもイイかも知れませんよ。

では再び階下に降りて、全体で車庫内を見学する事にしましょう。



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No.3393 木村鉄道業務日誌