丸山千枚田
2016/06/01(Wed)
…奈良にも郡山という地名があります。
福島県のソレに対して、町の名前は
大和郡山市と言いますが、JRの駅の
名前は同じように郡山駅なんですよ。
筒井氏という譜代の殿様の城下町で
金魚や鯉などの観賞魚の生産が日本一
な所ですね。
ちなみに奈良の方言では「こおりやま」でなく「こおっりゃま」となります。
…が、コノ手の主に老人が使う奈良方言が嫌いなクラ駅長です。
ぃゃもぅ、ひたすら田舎田舎しててカッコ悪いと言うか、廃れて欲しいわ。
さて湯ノ口温泉ですが、現地へ向かう前に一箇所、有名な景勝地がある
というので寄り道してみました。
丸山の千枚田という、山の斜面に棚田がずーーーーーっと広がってる
場所なんだそうです。
…以前に社長が珍しく「車を運転して行った」という所でもありますが、
どうせアレはよっしーが同行してますから、ドノ程度を運転したのか
疑わしいもんですね。別にイイんだけど。
案内看板に従って山道を進むと、樹の深い所から出て山の斜面に登る
道が出てきました。…初心者にはカナリ難しい地形です。
そんな感じで棚田を縫うように曲がりくねった道を走り、山の上の
展望スペースへ出ました。 …ぃゃ、確かに素晴らしい眺めですよ。
このような棚田が、いつ頃から存在するのかは不明ですが、慶長年間
(西暦1600年頃)の検地では既に記録があるんだそうです。
行った季節が丁度、田植えが終った直後でしたから、一面に水が入った
状態で、風景としてはイイ見頃だったと思います。
角度を変えて見てみても、また面白い風景になりますね。
昔、ドコかの棚田を見た外国人が、「日本は土地が狭いから、
耕しまくって可哀そうな事にとうとう天にまで至ってしまった。」
と言ったらしいですが…斜面を有効活用する素晴らしい知恵ですよ。
現代になり、自動車が通れるように道幅は広げられたんでしょうが、
やはり耕運機などの大きな農機具は難しいようで、実際を見てると
殆どが手作業のようです。
で、広げた道の下を倉庫のように使うのは現代人の知恵でしょうね。
そして恐らくは過疎化による荒廃を防止するためか、田んぼごとに
オーナー制度が取り入れされていました。遠い地区の人も参加してる
ようです。
という事で色々と見てたら、田んぼの中に面白いモノを見つけました。
この斜面で荷物を運ぶのは大変ですから、荷物用の小さなモノレール
があるんですよ。…社長がこういうの好きそうだね。
ではそろそろイイ時間になったので、湯ノ口温泉方面へ…紀州鉱山の
トロッコ電車に乗りに行く事にしましょう。
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No.3384 タクシーもどき運転日報