奈良ホテルを探る ②
2016/02/28(Sun)
社員旅行の途中ですが、日常ネタを続けます
クラ駅長です。
…つまり今回は「旅行中は最低限の作業に
したい」 って事で事前に作ってきたのがバレて
しまう状況ですが。
先日のカルチャースクールでも少し述べた通り
今回の九州往復は「京都~博多」の往復で、
行きの「小倉~博多」は捨てる格好になります。
…往復割引で、そうしても少し安いもんで。
ソレにしても往復割引が片道600kmからって
のは、往生際の悪いハナシですね。
さて奈良ホテルの見学会です。ロビーや廊下に続いて、次はいよいよ
客室などを見せて頂きます。
…今の感覚では些か暗めの廊下。 客室のドアの上にも窓があるのは、
元々石炭の暖炉を使ってた頃の名残です。
ドアの脇にある天然にレトロなスチーム暖房は現在も使えるモノらしい。
非常用のツルハシなんてのも、現代のホテルでは見かけないアイテム
ですね。非常時にはコレでドアを破壊するんです。
そして、いよいよ皇族の皆さんや国賓級のVIPが泊まる特別室を案内
して頂きました。
「インペリアル・スイート」という名前の部屋ですが、勿論リビングと
寝室が別になってまして、ソコにバスルームが付きます。
…豪華すぎて、私には却って落ち着かない雰囲気ですが、 目覚まし
時計は今時の電波式だし、写ってナイ所には薄型のテレビや空気清浄機
などもあり…単なる見世物じゃなくて実際に機能してる部屋だという事
が分かりました。
気になるお値段ですが…
「部屋代が一泊30万円、その他色々つけて50万円」
と伺いました。はい、ルートインに団体割引で泊まるのの100倍程度?
まぁお値段はエラい事ですが、普通に宿泊プランとして存在します
ので、特別な身分の人でなくてもお金さえ出せば利用出来ます。
そしてコノ部屋に泊まる方は、 駅までの
送迎はロールスロイスです。
…実はコノ車、所有はホテルですが
メンテナンスと運転はウチの会社に
委託されてますので、20年ぐらい先、
人手が足りなければ私が乗ってる
かも知れません。
…どっちかと言うとやりたくナイけど。
一応、このロールスロイスを担当するベテランさんに聞いてみた所…
・燃費は1リッターあたり2km程度。
・走ってる時間よりセルモーターを回してる時間の方が長い。
…だそうです。21世紀にそんな車が存在するとは、何とも恐ろしい。
では特別室に関してはソノぐらいにしまして、続いては喫茶室に移ります。
ココにある古めかしいピアノは、 1922年にアインシュタイン博士が
泊まった時に弾いた事があるとかで、長らくソノ写真だけがあって、
実物が行方不明になってたそうです。
…ソレが突然、大阪鉄道管理局(1992年だからJR移管後か)から発見
されたという、変な所で鉄絡みなピアノなんですよ。
説明にもある通り、開業以来ずっと鉄道が絡んでたホテルなだけに
ピアノにも国有鉄道のシンボルである動輪の彫刻があります。
また、古い時代に使われていた食器類にも、鉄道省の略称である
JGR(…Japanese Government Railway)の文字があったりすると。
ココまで色々と鉄絡みなモノを並べられると、他の参加者とは違うツボ
で感心してしまいました。
と言う事で、鉄ヲタで金ちゃんファンな人(社長と歩王さんしか浮かび
ませんが)には、是非ともオススメなホテルです。
普通の部屋ならもうちょっと安いですし、ご連絡頂ければ私が適当な
小型タクシーで送迎致しますので(有料)。
…何とか埋まったかな?では次回から、社員旅行の報告に移ります。
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No.3290 駅長が見た風景