新・駅長日誌

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片上鉄道 吉ヶ原駅 ②

2015/12/30(Wed)

今日はこれから名古屋へ向かい、十五夜イベントの初日に出ますが、
大晦日と元日は、がっつり終夜営業で働きますクラ駅長です。

大晦日ってのは、電車もバスも少ないながら動いてるワケですから、
そんなに仕事があるとは思えないんですけどね。
ヒマだったら、まぁ適当に切り上げて帰ろうとは思ってますが。

さて吉ヶ原駅です。まずは駅の施設から、ゆっくり見ていきましょう。

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昭和6年に建てられたという木造駅舎は、ローカル私鉄にしては
凝ったデザインの個性的な駅舎です。
当時は「鉄道そのもの」モダンでカッコいい存在だったんでしょう。
廃線から20年以上経ってるとは思えないほど、キレイな状態ですね。

所でココ、ある年代から上の人なら、テレビのCMに登場したのを
覚えてるかも知れません。…菊池桃子さんが出てたグリコのポッキー

https://www.youtube.com/watch?v=_vbLl3OZ9WM

コレですね。製作が1985年とありますから、桃子さんは17歳
学校に持参した検便を盗まれたというウワサが立つほど、
アイドル全盛期の頃でしょう(今だに検索する物好きウチに来る)。

駅名は「高ヶ原駅」とアレンジされています。
…で彼女が見送ってる列車は、あと数百メートル終点の柵原に着く
と言う、そのまま自転車で追いかけた方が手っ取り早い状況。
勿論当時は、そんな事は知りませんでしたが。

はい、大幅に脱線しましたが、続いて見てみます。

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そんなお洒落で歴史的にも価値の高いであろう駅舎は、やはり
文化財登録を受けています。…引き戸の上部にある滑車なんかも、
今では見られないような凝ったデザインでした。

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現在は勿論、正式な鉄道としての営業はしてませんが、地元の保存会
皆さんの手で駅舎車両周辺の施設などが維持されており、月に1度
気動車の復活運転が行われています。…今日はハズレですが。

そして、ソノ当日だけ勤務する猫駅長が居るらしい。
コトラちゃんという、のろに似たカラーリングの駅長さんのようで、
「発祥の駅」とあるから、例えば和歌山のたま駅長なんかより早いのか?

機会があれば次回はソノ当日に訪れてみたいもんですね。遠いけど

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という事で、駅構内へ入ります。2面2線の対向式ホームがあり、
さっきの動画で見る通り、右の画像の奥手側が終点の柵原です。

そして何両かの保存車両が並んでます。客車の上を覆っている屋根は、
保存用に後から付けられたモノでしょう。

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ホームの中程に踏切があるので、階段部分フタをするタイプ
…昔はよくあった設備です。

コスモスの咲き乱れる秋の午後列車の来ない駅でノンビリするのも
悪くない、そんな旅の一幕ですね。

→次回に続く



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No.3230 鉄道保存施設を探る