新・駅長日誌

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達したため、更新を停止致しました。

根室本線 ⑦

2015/11/08(Sun)

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ちょっと困ったハナシ

先日、また3時間ほどの観光の仕事
を貰ったのですが、伝票に左のような
但し書き
が書いてあるのです。

…東京から来るおばちゃんのグループで
茶道が好きな人たちらしいのですが、
奈良の茶道ネタの定番である慈光院
竹細工の里
(生駒市高山地区)は除く?

(※生駒市の高山地区は、茶筅の全国シェア90%の生産量なのです。)

コレを分かりやすく鉄道に例えると

「京都府でSLが見れる所、梅小路と加悦鉄道は除く。」

と言われてるようなもんでして…恐らく、定番な所は既に行っちゃってて
ソノ他に何かナイ?って事なんでしょうが。ありません!

一応、ネットで調べたりベテランの人に聞いて回ったりもしたのですが
何も見つからず…結局は「奈良で今までに見た事ナイ所ありますか?」
って事に変えて貰って乗り切りましたクラ駅長です。

仕事を振ってきた上司が、「除く」の所を見落としてて「慈光院と高山
なら時間的にも丁度イイでしょ?」みたいに言われてたので余計にですね。

さて根室本線です。新得を出た滝川行きの普通列車は、かつて日本一の
駅間距離だった区間を、落合に向けて進んで行きます。

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…こちらも元は峠越えの難所だった所で、昭和41年に現在のモノに
切り替えられたという事。

28kmという長い単線区間のため、途中に4箇所の信号場があります。
…やはり特急優先なので、結構な長時間停車がありました。

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…帰ってから色々と調べて知ったのですが、
現在の区間に切り替えられた後の旧線区間
国鉄の狩勝実験線として残され、車両の脱線や
火災など大掛かりな実験が行われたようです。

旧線に存在した新内駅の跡は、今でも鉄道公園
的な
施設として残ってるそうな。…コレは幸福駅
などと併せて今後の課題でしょう。

そして路線図では新得駅から出てる石勝線との
分岐点が、実際はコノ先にあるんだそうな。

釧路方面がカナリ短絡される事になった石勝線の
開通は1981年意外と最近なんですね。

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空いてるのをいい事に窓を開けて見てましたが、トンネル内で線路が
2本に分かれ、暫く行くと出口が2つになってます。コレでしょ?

そして程なくして落合に到着。…新得から54分かかりました
峠越えだから生活文化圏も異なるんでしょう。滝川方向から「落合で
折り返し」
が設定されてるのにも納得しました

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落合の次が「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地として知られる幾寅です。
去年ココまで来てたので、変な乗り方ですが根室本線を完乗しました。

…同じ所で降りるのは芸がナイので、幾寅今回はスルーして、
時間的に行ける所まで行って戻りましょう。という事で…

2つ先の金山を選んでみました。
…以前に社長も幾寅駅を訪れてるのですが、ソノ時のブログを見るに
「ちょっと気になるプチ秘境駅」って感じで紹介されています。

基本的に金山駅ってば、名古屋の中心部にあるJRと名鉄の共用駅
を想像しますわな。名古屋出身の社長にとって、馴染みの深い所
なんでしょう。私も乗り換えなどではよく立ち寄るので、気になります

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…また1つ峠を越えたのか、さっきまでの雨ウソのように晴れて
きました
。同じ名前の金山湖という湖は、イメージより結構離れてます

ココで下車して、次の下りまでが約30分丁度いい感じじゃない?



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No.3178 乗り鉄日誌>JR北海道