只見線 ③…代行バス区間
2015/05/21(Thu)
…帰ってきましたクラ駅長です。
色々と心配事はありましたが、何とか
無事に立山黒部アルペンルートを抜け
ましたので、同区間のケーブルカー・
トロリーバスなども完乗となりました。
ドコに行っても中国人の団体が多くて
辟易としましたが…。
次は黒部峡谷鉄道の全線開通を待って、富山地鉄などの残り区間と
一緒に制覇して参ります。…私鉄全路線完乗まであと少し!
さて只見線ですが、小出からの列車で只見に到着。ココから代行バスです。
只見から会津川口
まで、線路とほぼ
平行して国道252号
線が走っています。
代行バスは地元の
コミュニティバス
みたいな会社が
担当するようですね。
ソレはいいんですが…
運転手さんは50代と思しき女性です。客は私を含めて
全部で4人、全員が乗り鉄の旅行客と思われます。
ソレもまぁイイ。んですが…
客の中の70代と思しき爺さんが前方に
陣取り、「タクシー感覚」で運転手さん
と延々喋りっ放しで辟易としました。
…当日にもツイッターで少し触れました
が、賛否の分かれる所かも知れません。
皆さんはどうでしょう?
「こう言うのも旅の一場面でイイよね。」
なのか、単に「うるせえよ!」なのか…。
ココまで来る列車内でも見てたのですが、爺さんにはコレまた50代ぐらいの
女性の連れ(関係は不明)が居るのです。
…ソレまでその彼女?と(爺さんが一方的に)喋ってたのが、たまたま
女性の運転手さんという珍しい物件に当たったもんで、アッサリ
乗り換えたような感じで何ともイヤラシイ…と言いますかね。
コレが普通に男性の運転手だったら、爺さんは興味を示さなかったでしょう。
バスの運転手と言う、基本的に男社会の職業を選んじゃうような女性
ですから、サバサバしててイヤラシさのない、素敵なオバサンです。
受け答えで出てくる観光案内も的確で、傍で聞いてる分にもよく分かる
のですが…爺さんの「今日はドコへ行った、明日はドコへ行く。」という
情報は要らんし、「タクシーじゃないんだから独り占めすんなよ。」と。
恐らく最後のが私の本音なのですが、運転手さんが「あの山が○○山
です」とか言うと「おぅ、アレがそうだって、みんな見てる?」
…何故アンタが仕切る?
途中で耐えられなくなって、上の画像の位置からカナリ後方に席を替え
ましたが、ソレはさて置き代行バスの車窓です。
線路と国道がほぼ併走してますので、至る所で軌道を目にしますが、
除雪も行われず放置されたままで、何とも痛ましいモノを感じます。
右の地点なんて、鉄橋を渡る時の車窓はさぞかしキレイな事でしょう。
線路は何箇所かで、コレまた
並行してる只見川を渡りますが、
本名駅の前後で鉄橋が流され、
そのままになってる箇所が
あるんですよ。
その女性の運転手さんが教えて
くれたのですが、最初の地点A
は、写真が間に合いません
でしたので、Googleのストリート
ビューで確認してみました。
…こんな状態で記録されてる
なんて、ちょっと可哀想かなあ。
先程のスクリーンショットを拡大したモノと、今度は間に合った地点B。
集中豪雨が平成23年の事ですから、そろそろ丸4年ですか。
同時期に発生した他の地域での災害不通区間は、何とか工事が行われ、
見事に復旧した所が幾つもあるのに、ココは何の工事も為されず放置
されてるんですよね。
…平たく言えば「カネかけて復旧しても採算が取れない」という
丸っきりオトナの事情なんでしょうが、やはり残念に思いますよ。
鉄道は「遊び道具ではナイ」というのは承知しておりますが。
という事で、約50分の行路で代行バスは
会津川口駅に到着。
…何度か不通区間の代行バスというモノに
乗りましたが、よそ者の私からすると、単に
交通機関ではなく、災害箇所の社会見学を
させて貰ってるような気分になるんですよ。
お世話になった女性の運転手さんには、
こんな所からですが厚く御礼を述べたいと
思います。…シツコイ爺さんをあしらいつつ、
定時運行ありがとうございました。
…私の乗り鉄の自分ルールとしては、代行バスは完乗と認めないので、
線路が復旧した暁には、もう一度来ようと思うのですが…そのまま廃止
されて「結果的にOK」になりそうな気がせんでもありません。
ではココから再び、只見線の列車旅に戻ります。
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No.3007 乗り鉄日誌>JR東日本