SLもおか号 ③
2015/03/27(Fri)
折角の休みなのに何の予定もなく、
急に旅に出ようにも春休み中なので
平日なのに夜行バスなどが取れず…
色々考えて「たまには撮り鉄でも」
という事で、北陸本線の新疋田~敦賀
へ行ってきましたクラ駅長です。
…何気に初めて来ました。長い駅間に
色んなアングルがあって楽しい所ですね。
夜行列車も国鉄型車両も無くなり、走ってる車両のバリエーションは
以前と比べモノにならないぐらい少ないかも知れませんが…
ループ線の交差具合とか、そう言うのもナマで見てよく分かりました。
詳しくはまた後日、今あるネタを消化してからやりますが。
さて「SLもおか号」ですが、寒いけどイイお天気の下館駅を、定刻に
発車しております。
客車は全部で3両、全てが自由席ですが、やはり前の方が人気がある
ようです(機関車に近いから?)。
…私は「出来れば窓越しのカットを撮りたい」という事で最後尾。
先述の通り、かなり余裕のある乗車率でした。
…最近はドコへ行っても、記念写真用の制帽がありますな。
私は自分のでナイと、アタマに乗ってるだけ(入らない)場合が多くて…
客車の形式としては、国鉄末期に「最後の一般型客車」として製造された
50系ですね。冷房はナイけど自動ドアが装備されています。
恐らく、照明や扇風機とドアの動力ぐらいはダイナモ&バッテリーで
行けるけど、冷暖房は無理なんでしょう。
…「客車に自動ドア」というのが当時は画期的だったと言うか、
電車で当たり前なモノが客車に無かったというから恐ろしい。
旧型客車が当たり前に使われてた地域(要するに田舎)では、手動の
ドアから通学の高校生などが転落する事故が相次ぎ、周囲からも改善
を望む声があったと言いますが、高校生にもなってドアから落ちるて…
単にフザけてた結果の自業自得だと思うのですが。
何にせよ、50系がオリジナルに近いスタイルで残ってるココのは、カナリ
珍しいんだそうな(他に何があった?)。
そして窓の下…座席窓側の足元に、蒸気暖房の配管が通ってるのだと
思われます。で客室内の床に、ソレを調整するバルブのフタがあります。
蒸気暖房というのは、機関車から繋がった配管で暖房用の蒸気を送る
もんだから、微調整がしにくいのと、列車の前後で温度に差が出る
という欠点がありますね。
…3両程度ならイイのでしょうが、昔の本線特急のように10両以上とか、
前後どっちに合わせても、反対側がカナリ大変だったろうと思いますが。
配管部分は素手で触ると「熱っ!」て感じ。
当日は気温は低いものの、窓を閉めた列車内
では陽射しのせいもあって、暑いぐらいの温度
でしたね。
程なくして車内検札がありました。
乗車券は先述の「ときわ路パス」と、整理券は
前日に、秋葉原で買ってきたからJR仕様。
…同時に記念乗車証が貰えます。
500円だから、例えば地元の人がSL関係ナシに
「急行料金」的な感覚で乗るのもアリなのかも
知れません。大井川鉄道も確かそうでしょう。
そんな感じで、「SLもおか号」はのどかな風景の中を走ります。
…土手に映る機関車の形の影が面白かったので、最前部のデッキから
撮ってみました。意外と煙は少ないですね。最近は「そんな石炭」を
使ってる所が多いと聞きますが。
間もなく、路線の要衝である真岡に到着です。
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No.2952 乗り鉄日誌>第三セクター路線