新・駅長日誌

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達したため、更新を停止致しました。

九州鉄道記念館 ①

2013/08/28(Wed)

ネコを連れたお客さんが乗ってきたので、タクシートークで
「友達が最近、ネコを飼い始めたんですが…」という話題を振ってみた
クラ駅長です。

ずっと実家で「犬派」だった私が一番気になるのは、
「ネコの散歩ってどぅすればいいのか?」という事。
基本的にイエネコの場合、お家の中で自由にさせておくのが一般的
らしいのですが、たまには外へ行きたいでしょうに。

曰く「ネコちゃん用の首輪やリードも売ってますよ」との事ですが…
わんこみたいに連れて歩くんですかね?
…って事で、カバンに詰めて背負って歩くのは、やっぱり違う気がする
のですが、まぁ当人&当猫が楽しければいいのかな?

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さて、全く関係のナイ筑豊乗り鉄ツアー
の続きです。行橋から小倉を経て、
再び門司港へやってきました。

門司港駅に隣接する九州鉄道記念館
を見学する事にしましょう。

…前日に何も調べずに来たら
休館日だった事は内緒ですが。


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今でこそ、新幹線の小倉駅
「九州の玄関口」の座を奪われた
感じの門司港駅ですが(下手する
と門司駅も小倉に負けつつある)、
ココが間違いなく九州の鉄道の
原点
すよね。

稚内でも見たようなモニュメント
「これ見よがし」に設置されてます。


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そんなワケで、記念館の建物は当時の
九州鉄道の本社社屋を移築したもんです。

…と、何故か眠そうな私。コノ日はビールは飲んでなかった筈だけどなあ。
という事で、まずは屋外の展示車両から見て行く野ですが…

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展示施設が、今実際に使われてる門司港駅の留置線と隣接してる
んですよね。何とも臨場感のある演出じゃないですか。

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言わずと知れた寝台電車581系の先頭車、クハネ581です。

現役引退後も小倉工場で保管されてたという事で、ピカピカですね。
末期は近郊型電車に改造されたという、ある意味トンデモない経歴
なのですが、塗装は特急仕様に戻されてました。

モケットが青い時期の改造なのか。コレは予想外だ。

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近郊車改造時に、寝台は使えないように固定されてしまってた
筈なので、展示状態としてもコノ程度です。…出来れば一区画ぐらいは
再現しといて欲しかった
感じですが、ソレすら無理なのかなあ?
部品を外して売っちゃったとか。

では折角ですから、寝台のセット方法を、文章で説明出来る範囲で解説
して
みましょう。

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まず下段のベッドは↑の写真の状態
で、座席を引っ張り出して作るでしょ?
ボコボコしてるのでマットレスを敷きます。

で、こんな感じで網棚を跳ね上げて
窓の上にあるカバーみたいな部分を
開いて降ろす。…コレが中段です。

上段のベッドは、天井にへばり付く感じ
でコノ中に入ってる筈。それも降ろす。

隣の区画のとの間に仕切りの板を差し込み、カーテンや梯子を付けたら
寝台の完成と…凄くよく考えられてますね。ピタゴラスイッチも顔負けだ。

581系・583系って、末期は団体列車の運用も多かったですから、
修学旅行の女子高生(鉄知識ナシ)が、面白半分に組み立ててしまった
というハナシを聞いた事があるのですが、真偽は定かでありません。

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夜行列車が衰退する一方、僅かに残ってる
ソレは豪華さを売りにした個室がメインの物
になってますから、こんな複雑怪奇な車両
二度と出て来ないでしょうね。

…間違いなく、後世に伝えるべき資料の一つ
だと思いますよ。

高台に登ると、門司港駅とレトロな駅舎
その向こうに関門橋が見えました。

いい風景じゃないですか。
では続けて見学して行きましょう。

→次回に続く



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No.2376 鉄道保存施設を探る