新・駅長日誌

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大井川鉄道④ 流しマダム

2013/04/04(Thu)

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乗り鉄趣味を復活してからのココ1年半
ぐらいの間、新幹線に乗る機会も一気に
増えたワケですが(大抵は「疲れてワープ」
のパターンですが)…座席テーブルの
注意書き
を見て、いつも思う事…。

いつの間に新幹線まで
「駆け込み乗車」
するモノになったのか?


…昔は、ソレなりに計画を立てて予約を取り、余裕を持って出かけて乗る
モノだったと思うんですがねぇ。時代の流れというのは恐ろしいと感じる
クラ駅長です。

さて、そんなスピード時代と真逆の位置にあるかのような井川線ですが…。

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補機を連結した列車は、アプト区間
ゴリゴリと登って行きます。

乗り始めの頃と比べて、かなり川が離れて見えるようになったのが
分ると思います。…ソレだけ標高が上がったという事ですよ。

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この区間が出来る由縁となった長島ダムも間近に見えますね。
…ってか標高の分の寒さはあるけど、前日の寒さがウソのような好天です。

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車掌さんの案内に従ってカーブで後方を
振り返ると、アプト機関車が見えました。

小さな赤い列車を、一回り大きな
補機が力強く押し上げている構図。
自分が理想とする姿を見るようで、
やっぱり感情移入しちゃいますねぇ。

個人的には青く塗って欲しい所ですが。


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そんな感じで次の流しマダム…ぃゃ長島ダムに到着です(何この変換?)。
標高が485m。前駅のアプトいちしろ396mだから、一区間の差が89m
あるという事です。アプトにしか出来ない芸当でしょう。

ココで補機は切り離され、今度は坂を下る列車のガードに備えると…。
そう、のべつ必要なワケじゃないんですよね。
社長…ぃゃ本務機が困ってる時だけでいいのです。確かにそんなもんだ。

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長島ダム駅から振り返ると、今さっき
登ってきた線路
が見えます。

…やっぱり90‰ともなると勾配が
「目に見えます」
ねぇ。開けた場所を
走ってるせいもあるのでしょうが。

元々は、もう少し長い距離をユルく
登っていたのが、ダム工事で今のルート
になり、アプト式が採用されたと…。

「怪我の功名」ってのは変な言い方ですが、結果的に新しい鉄道の名所
となり、井川線の一つの「見せ場」と言うか、魅力が増した気がしますね。
そんなアプト式区間の旅でした。



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No.2230 乗り鉄日誌>地方私鉄