新・駅長日誌

このブログは画像容量が限界に
達したため、更新を停止致しました。

三木鉄道を探る ⑤

2017/12/10(Sun)

北条鉄道の駅に常駐するようになって気付いた事が一点あるのですが、
ココの車両はブレーキの匂いが独特なんですよ。

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子供の頃、近所に貝殻を加工して洋服
ボタンを作る工場があったんです。

種類は分からないのですが、大き目の
貝殻丸く型抜きして、使い終わった
穴あきの貝殻が道端に山積みになって
ました。型抜きした分は削ったり穴を
空けたりするのでしょう、独特の匂い
白い粉末に満ちた空間なんですが、
ソレと同じ匂いがするのです。

鉄道車両のブレーキシューは基本的に硬めの鋳鉄でしょうが、摩擦
よって温度が上がり、焼けたような匂いを発するのも事実でしょう。

…しかしソノ匂いというのが、他所では嗅いだ事のナイ感じで、何か
特殊な素材だったりするのかな?と気になっておりますクラ駅長です。

また鉄ヲタ趣味というのは、ジャンルカナリ細分化されてるモノですが
「匂い鉄」
というのはあるのかしら?
…ぁ、以前にも書きましたが「国鉄車両の消毒の匂い」結構好きかな。

さて三木鉄道を探る旅ですが、続いても駅の跡地が出てきました。

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このように時々Googleマップ情報が載ってたりもするのですが、ココは
別所という駅の跡地のようです。

…先程の「とれとれ市場」同じ地名が付いてましたので、この付近一帯
別所という地区なんだと思われますが。

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しかし、さっき見た石野駅の復元駅舎双子のようにソックリですね。
バリエーション考えるのが面倒だから、同じ設計図で建てたのか?
というぐらいの勢いです。

ホームや線路残し方降りる階段などもソックリでした。
…撮るとどっちの画像分からなくなりそうなので割愛です。

変ってる所と言えば、駅舎の脇に三木線~三木鉄道歴史を記した
大きな
石碑があるという点でしょうか?

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石碑の裏側は細密な車両の絵が彫られています。…恐らくは写真から
起こした
であろう感じ?昔は手作業だった技術も、最近ではPC処理
機械的に明暗を彫り分けたりするのかも知れません。

後述しますが三木鉄道の車両も最終的に「LE-DCシリーズ」3両
全てが他の会社で元気に走っております

更に東へと進み、コレも遊歩道化した小さな橋を渡ると終点の三木駅
至ります。…しかしこの鉄橋、廃線後塗り直したような新しさですね。

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三木駅の跡地は建物がそのまま「三木鉄道ふれあい館」として残されて
おり、駅の構内だった土地は全て、公園として使われています。

看板になってる踏切の警報機裏側ですが、夕方のキツい逆光で、
表側だとシルエットにしか撮れなかったもんで。

では最後に、ふれあい館と公園を見学して帰る事にしましょう。

→次回に続く



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No.3941 鉄道廃線跡を探る

三木鉄道を探る ④

2017/12/09(Sat)

お絵描き会北条鉄道へ行くために前回と同じスジで大阪へ出ると、
今回も例の「かにカニはまかぜ」が入線ておりました。
 
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列車名が長いので表示器の1コマ収まらずスクロールするんです。
そして今回は3両×2本6両編成!…でも何となくガラ空きでした。

神戸明石からソレほど大量に乗るとも思えず姫路の新幹線接続
あるか)、意味はあるのかな?と思いましたクラ駅長です。

コレだけと2席買いをする必要もなく快適に行けるんじゃないですか?
グリーン車より「普通車2席」の方が広いのは明らかでしょう。

さて、間が空きましたが三木鉄道を探る旅に戻ります。

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続いてが西這田という駅の跡地なのですが、ココは三木鉄道移管後
増やされた駅で、資料によると気動車1両分程度の簡素なホームだけ
の駅だったようです。

…近くの交差点ソノ名前と、駅前を横切っていた道路に踏切の跡
見られる程度でした。簡素な駅ほど撤去も簡単だったのでしょう。

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ココからもさらに東へ、ほぼ一直線廃線跡が続いておりますが、イイ
お天気
ではあるものの段々と陽が傾いてきて(開始が遅かったのよ)、
自分の影入れないように撮るのが大変でしたよ。

暫く行くと、県道廃線跡の間に「別所とれとれ市場」という道の駅
みたいな施設があります。
…最近よくある、地元産の農産物やお菓子などを売るお店でしょう。

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施設の駐車場に車を入れ、建物の裏手に続いている廃線跡を見に
行こうと畦道強引に歩いたら、いわゆる「ひっつき虫」と呼ばれる植物
の種
だらけになりましたが。

この辺りから舗装は無くなり、地道になります。でも雰囲気としては、
こっちの方が廃線跡らしくて好きかな。

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他にもあるのか未確認なのですが、鉄道時代の標識勾配票が残って
ました。…コレを引っこ抜くだけの事なんて、ソレほどの手間も経費も
掛からないと思うので、わざと残してあるのかも知れません。

暫く行くと舗装が復活します。元は鉄道橋梁だったソレで小さな川
越えますが、脇にある歩道の橋の方が明らかに古いですよね。…線路が
あった頃から並行して掛けられていたのでしょう。

この先にも駅の跡地改修保存されてましたので、続いて寄り道します。



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No.3940 鉄道廃線跡を探る

三木鉄道を探る ③

2017/12/05(Tue)

更に北海道のオマケなのですが、幸福駅に保存さけれているキハ22
画像を「ミニチュア化モード」にしてみました。

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鉄道模型ってのは集め出すとキリがないので、私は北海道の車両
対象外としてるのですが、やはり国鉄時代のモノに魅力的なやつが
多く、いつかは「北海道特集」もやってみたいなと思ってる(だけ)
クラ駅長です。

さて三木鉄道を探る旅です。
加古川市から三木市に入った途端に、廃線跡キレイにリメイク保存
されておりまして、そのギャップに驚くワケなんですが、踏切跡の標識
から先を見ると、線路も残ってる箇所がありました。

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奥の方には駅舎らしき建物も見えますので、車は左の位置に置いて
徒歩で近づいてみましょう。
…こういう時、自転車だと便利(一応は禁止だけど人が全くいないので
迷惑にならんと思う)なんですが、仕方がありません。

しかし取材当日の11月3日天気が良すぎたんですが、出発が遅くて
祝日の行楽渋滞に当たってしまい、厄神駅で取材を始めたのがおよそ
14時半頃…。
段々と陽が傾いてくると、影が濃くなりすぎるという難点がありました。

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…どうやらココは石野駅跡地だと
思われます。

元は交換設備があったんでしょうが、
末期は木造駅舎のある1面1線の駅
だった様子が分かります。

複線用の用地がそのまま、広く遊歩道
として残され使わなくなったホーム
体裁よく整えられた感じです。 

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もう列車は走らない線路なので、車両限界を気にする事もナイの
でしょう。「徒歩での使いやすさ」を重視してホームに上がるハシゴ
付けられています。

…それにしてもコノ駅舎、矢鱈と新しい気がするのですが。

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現役路線の頃からの古い木造駅舎が残ってるというのは各種の資料を
見て知ってたのですが、目の前にあるのは見るからに新しいモノです。

建物内を見るに、ベンチなどもソレらしく作られていますね。しかし駅名の
表記
に類するものや出札窓口などはありません

最近になって改築された?しかも列車は走らないのに。
駅前広場も充分に駐車スペースがあるので、車を取りに戻りました

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遊歩道の用途を考えるに、ジョギングとか犬の散歩が主になると思う
のですが、コレはソノための休憩スペースなんでしょうか?
…ちゃんと車椅子対応のトイレまであって、カナリ豪華です。

鉄道が廃止になって、恐らくココは市の施設になったんでしょう。税金の
使い方
として、正しいのか間違ってるのかはですが。

現役時代の三木鉄道を思い出させるモノとして唯一、廃止直前と思しき
駅の写真がありました。
しかしコレ、どうやって撮ったんですかね?今みたいなドローン実用化
される前
だと思うのですが。気球か何かから?

無駄に疑問が増えてしまいましたが、三木鉄道廃線跡の旅は続きます。



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No.3936 鉄道廃線跡を探る